東京ワイヤレス事情 | 作家・土居豊の批評 その他の文章

東京ワイヤレス事情

この数日、取材でずっと南青山にいた。泊まっていたところには、ネット接続の道具がなく、毎日パソコンを抱えて、チャンスがあればワイヤレスでつなごうと思っていた。
しかし、ワイヤレス接続のノウハウをきちんと理解していないので、いきあたりばったり、おそらくつながるだろうと思っていたが、そう甘くはなかった。
ワイヤレスネットワークを検知しても、電波が弱すぎたり、せっかく強力な電波でも、キーが必要で、その取得に失敗したり。喫茶店やら駅のベンチやらで、えんえんとパソコンに向かって四苦八苦していると、いったい私はこんなところで何をいたしておるのだろうか、と悲しい気分になってくる。
結局、宿を移って、部屋でケーブル接続できるようになって、ようやくメールを開くことができた。しかし、あけてみると、広告やらお知らせやら、出会い系の勧誘やら、そんなのばっかし。これなら苦労して接続しなくてもよかった。
思うに、旅先でまでネットにつなぐ必要はないのだ。今度から、何があってもつながないことにしよう。
ブログの更新もできないが、別に誰も困らないだろう。え、連載を楽しみにしてるのにって? ほんと?
じゃあ、がんばってまたつないで、更新しようかな。
9月17日