スペースシャトル | 作家・土居豊の批評 その他の文章

スペースシャトル

みんな、何をそんなにはしゃいでいるのだ。野口聡一さんが船の修理に駆り出されているのを、喜んでみている場合か。もうちょっと、文句を言ってもいいのではないか。
ようするに、大金を投じて無理して打ち上げたものの、やっぱり壊れてしまって、直さないと帰って来れないから、必死に修理しているだけではないか。
宇宙ステーションにがんばっている人たちに支援物資を届け、ステーションをケアしなければならないから、死に物狂いでシャトルを無理に飛ばしているのだ。
日本がもっと本気で宇宙開発に取り組みたければ、シャトルに乗るだけでなく、ロシア並みにロケットを飛ばして、独自にステーションを支援することでも考えたらどうだ。そういえば、中国は有人飛行に成功したはずだが、少しは手伝ってくれたらどうなのか。せめて、ステーションのごみだけでも回収してくれるとか。
8月6日