作家・土居豊がエッセイを連載開始 | 作家・土居豊の批評 その他の文章

作家・土居豊がエッセイを連載開始

さしあたり、これは「パブロの魔法劇場」に連載したエッセイの続きだ。けれど、あれは浦澄彬が書いていたもので、今度は改めて作家・土居豊のエッセイだ。別に大した違いはない。
そうはいっても、浦澄には『トリオ・ソナタ』のような小説は書けなかったのだ。土居豊にしか、あれは書けない作だった。これからも、浦澄にはもっぱら評論でも書いていてもらって、土居は小説に専念する。
そんなことを言いながら、さっそくエッセイを試みたりして、我ながら手を広げすぎる癖は直らない。もっと、一つに集中するようにしなければ、大作を完成するのはおぼつかない。
しかし、シャッフルしたカードが少しずつ一つの塊にまとまっていくように、私の書くものも、徐々にではあるが、形をみせてくるだろう。
しばしのご猶予を。
2005、4、30