土居豊『司馬遼太郎『翔ぶが如く』読解』文学散歩・鹿児島(西郷隆盛編)
土居豊『司馬遼太郎『翔ぶが如く』読解』文学散歩・鹿児島(西郷隆盛編)
まず、西郷隆盛ゆかりの鹿児島市内にある南洲墓地にいく。ここには、西南戦争で戦死した2千人以上の人々が埋葬されている。鹿児島県の観光案内によると、西南戦争後、明治12年に、有志の者が鹿児島市内に仮葬されていた220余人の遺骨をまとめて、西郷以下の仮埋葬遺体と共に改葬した。明治16年には、薩摩・大隅・日向・豊後などの各地で戦死した遺骨も集められ、この墓地に埋葬されたとのこと。
ここには、749基の墓石があり、明治10年の西南戦争で敗れた旧薩摩士族軍2023人が眠っている。
墓地のある南洲神社のHPによると、墓石は正面に西郷隆盛、左手に桐野利秋、右手には篠原国幹、他には村田新八、辺見十郎太、別府晋介、桂久武など幹部が並ぶ。
この墓地を、筆者は2019年2月に訪れたが、その際に個人で撮影した動画を、YouTubeチャンネルで文学散歩番組としてアップする。
アナウンスも筆者が行なっている。西郷隆盛ゆかりの文学散歩の一助となれば幸いである。
※南洲神社の石段を上がると、鳥居の向こうに、西郷隆盛や桐野利秋、篠原国幹らの墓石が整然と並んでいる。
※西郷隆盛の墓石
※桐野利秋の墓石
※篠原国幹の墓石
※参考
土居豊『司馬遼太郎『翔ぶが如く』読解 西郷隆盛という虚像』(関西学院大学出版会)
http://www.kgup.jp/book/b383192.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4862832679/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_J1b6BbSGPS6GB
※書店では司馬遼太郎と並べてくれています
※西郷の地元、鹿児島市のジュンク堂書店では、テレビで人気の磯田先生と並べて置いてくれています。
※予告
『司馬遼太郎『翔ぶが如く』読解』文学散歩の第2弾は、「鎮台兵士編」として、西南戦争最後の戦いとなった城山の戦いで、明治政府軍の本営がおかれた鹿児島市内の多賀山ふもとの祇園之洲公園を散策し、西南戦争における政府軍(鎮台兵)の鎮魂碑や、幕末の薩英戦争の記念碑などをめぐる。
※参考動画
【司馬遼太郎「翔ぶが如く」を読む】第0回2019年1月20日分の録画配信
【司馬遼太郎「翔ぶが如く」を読む】第1回2019年2月3日(日)録画配信