大手前大学で近藤光（ufotable社長）さんの講演を聞く
大手前大学で近藤光（ufotable社長）さんの講演を聞く
2013年01月26日
大手前大学メディア・芸術学部メディア文化専攻
第2回公開研究会「アニメ×地方都市～『マチ★アソビ』から考える～」
http://www.otemae.ac.jp/news/details.php?uid=news39d8733ddde7ac062bfe610c0711a2fa
●メディア文化専攻 第2回公開研究会「アニメ×地方都市～『マチ★アソビ』から考える～」
●日時：2013年2月2日（土） 13:30～17:00（開場13:00）
●場所：大手前大学さくら夙川キャンパス A44教室
●報告者：近藤光（株式会社ufotable 代表取締役社長）
●司会：谷村要（大手前大学 メディア・芸術学部講師）
●概要：
「（アニメ）聖地巡礼」の認知とその経済効果が知られるにつれ、アニメを活用した地域活性化事業が注目を集めるようになりつつあります。
今年度の研究会では、アニメと関連したイベントとして特に注目を集める「マチ★アソビ」（徳島市）を事例として、アニメと地方都市との関係について考えていきます。「マチ★アソビ」は2009年10月からこれまでに計9回開催されていますが、2012年9月22日～10月8日にかけて開催された「マチ★アソビvol.9」では、全国から50,000人を超える参加者が集いました。
本研究会では、この「マチ★アソビ」の総合プロデューサーを務められております近藤光様をお招きして、制作者、さらに徳島県出身者としてのお立場から「マチ★アソビ」開催の経緯やイベントを通じたファンとのかかわりなどについてお話ししていただく予定です。
他にも谷村ゼミの学生による研究発表等さまざまな企画を予定しております。「マチ★アソビ」に関心がある方だけでなく、アニメに関連して引き起こされる社会現象やその実情に関心がある方も是非ご参加ください。
西宮市の大手前大学で、アニメ『Fate/Zero』『空の境界』などで有名な近藤光（ufotable社長）さんの講演を聞きました。
これは、大手前大学メディア・芸術学部メディア文化専攻の、第2回公開研究会で、タイトルが「アニメ×地方都市～『マチ★アソビ』から考える～」というものです。
※
なんと、受付には『Fate/Zero』のコスプレ学生さんが！
※
さて、
近藤社長の講演ですが、徳島で行われているイベント「マチ★アソビ」についての解説と、アニメ界の現状についてのお話でした。
非常にストレートなお話ぶりで、アニメファンの常識を次々と覆すような内容に、聴衆は固唾をのんで聴き入りました。
以下、印象的だったお話をいくつか、ピックアップします。
アニメカフェの草分けだったufotable cafeは、ufotableのスタッフさんたちがファンと触れ合いたい、という気持ちから生まれた、とのこと。
2009年にufotableが徳島に拠点を移したのは、アニメーターがいいものをみて、いい絵をかくためだったとのこと。
「マチ★アソビ」の成功の理由は、そこに行ったら楽しい、ということにつきる。
今後も「マチ★アソビ」を海外発信していきたいこと。（中部国際空港に関連店を出店）
また、
後半は、近藤社長と学生、教員との討論でした。
討論の時間が短かったのが残念でしたが、ここでも、近藤社長のお話が非常に興味深く、聴衆はすっかり引き込まれていました。
ufotableの今後としては、海外展開を考えている。ただし、海外展開は日常化と定期的なイベント開催が課題だという。
実際に、過去、海外展開したアニメ会社は、ほとんど撤退している。その理由は、ユーザー需要はあるがビジネスとして成立が難しい点にある、とのこと。
「マチ★アソビ」のような地域活性化は、場所のよしあしよりも、関わる人が大切であること。
など、実体験に基づいたお話は、ときに会場の笑いを誘いながら、今の日本の文化事業の長所短所をえぐり出す内容でした。
ufotableの次回作アニメと、徳島の「マチ★アソビ」イベントの今後に、大いに期待したいところです。
※ufotable
http://www.ufotable.com/index.html
※マチ★アソビvol.10
http://www.machiasobi.com
個人的には、アニメ『Fate/Zero』ですっかりufotableの作品にはまりました。
幻想的な作風と華麗な絵柄、めくるめくような動きの魅力が、ufotableの持ち味だと思います。
『Fate/Zero』の背景に描かれた神戸大橋らしき巨大な橋の映像は、神戸や阪神間が大好きな私にとって、非常に印象的な場面でした。
これまで、徳島のマチ★アソビに行ったことがありませんでしたが、今度はぜひ、行ってみたいと思います。
2013年01月26日
大手前大学メディア・芸術学部メディア文化専攻
第2回公開研究会「アニメ×地方都市～『マチ★アソビ』から考える～」
http://www.otemae.ac.jp/news/details.php?uid=news39d8733ddde7ac062bfe610c0711a2fa
●メディア文化専攻 第2回公開研究会「アニメ×地方都市～『マチ★アソビ』から考える～」
●日時：2013年2月2日（土） 13:30～17:00（開場13:00）
●場所：大手前大学さくら夙川キャンパス A44教室
●報告者：近藤光（株式会社ufotable 代表取締役社長）
●司会：谷村要（大手前大学 メディア・芸術学部講師）
●概要：
「（アニメ）聖地巡礼」の認知とその経済効果が知られるにつれ、アニメを活用した地域活性化事業が注目を集めるようになりつつあります。
今年度の研究会では、アニメと関連したイベントとして特に注目を集める「マチ★アソビ」（徳島市）を事例として、アニメと地方都市との関係について考えていきます。「マチ★アソビ」は2009年10月からこれまでに計9回開催されていますが、2012年9月22日～10月8日にかけて開催された「マチ★アソビvol.9」では、全国から50,000人を超える参加者が集いました。
本研究会では、この「マチ★アソビ」の総合プロデューサーを務められております近藤光様をお招きして、制作者、さらに徳島県出身者としてのお立場から「マチ★アソビ」開催の経緯やイベントを通じたファンとのかかわりなどについてお話ししていただく予定です。
他にも谷村ゼミの学生による研究発表等さまざまな企画を予定しております。「マチ★アソビ」に関心がある方だけでなく、アニメに関連して引き起こされる社会現象やその実情に関心がある方も是非ご参加ください。
西宮市の大手前大学で、アニメ『Fate/Zero』『空の境界』などで有名な近藤光（ufotable社長）さんの講演を聞きました。
これは、大手前大学メディア・芸術学部メディア文化専攻の、第2回公開研究会で、タイトルが「アニメ×地方都市～『マチ★アソビ』から考える～」というものです。
※
なんと、受付には『Fate/Zero』のコスプレ学生さんが！
※
さて、
近藤社長の講演ですが、徳島で行われているイベント「マチ★アソビ」についての解説と、アニメ界の現状についてのお話でした。
非常にストレートなお話ぶりで、アニメファンの常識を次々と覆すような内容に、聴衆は固唾をのんで聴き入りました。
以下、印象的だったお話をいくつか、ピックアップします。
アニメカフェの草分けだったufotable cafeは、ufotableのスタッフさんたちがファンと触れ合いたい、という気持ちから生まれた、とのこと。
2009年にufotableが徳島に拠点を移したのは、アニメーターがいいものをみて、いい絵をかくためだったとのこと。
「マチ★アソビ」の成功の理由は、そこに行ったら楽しい、ということにつきる。
今後も「マチ★アソビ」を海外発信していきたいこと。（中部国際空港に関連店を出店）
また、
後半は、近藤社長と学生、教員との討論でした。
討論の時間が短かったのが残念でしたが、ここでも、近藤社長のお話が非常に興味深く、聴衆はすっかり引き込まれていました。
ufotableの今後としては、海外展開を考えている。ただし、海外展開は日常化と定期的なイベント開催が課題だという。
実際に、過去、海外展開したアニメ会社は、ほとんど撤退している。その理由は、ユーザー需要はあるがビジネスとして成立が難しい点にある、とのこと。
「マチ★アソビ」のような地域活性化は、場所のよしあしよりも、関わる人が大切であること。
など、実体験に基づいたお話は、ときに会場の笑いを誘いながら、今の日本の文化事業の長所短所をえぐり出す内容でした。
ufotableの次回作アニメと、徳島の「マチ★アソビ」イベントの今後に、大いに期待したいところです。
※ufotable
http://www.ufotable.com/index.html
※マチ★アソビvol.10
http://www.machiasobi.com
個人的には、アニメ『Fate/Zero』ですっかりufotableの作品にはまりました。
幻想的な作風と華麗な絵柄、めくるめくような動きの魅力が、ufotableの持ち味だと思います。
『Fate/Zero』の背景に描かれた神戸大橋らしき巨大な橋の映像は、神戸や阪神間が大好きな私にとって、非常に印象的な場面でした。
これまで、徳島のマチ★アソビに行ったことがありませんでしたが、今度はぜひ、行ってみたいと思います。