桜宮高校体育科も2倍の希望

桜宮高校体育科も2倍の希望

今朝の大阪版地方欄に、大阪府下の公立高入試倍率が載った。
問題の桜宮高校体育科も、2倍の希望がある。
むろん、これは一昨日の体育科入試中止決定以前の調査だが、体罰自殺があろうと、中学生の進路希望には大して変化はなかったということだ。
この数字は前から把握していたはずだから、それを踏まえた決定を、教委も橋下市長も考えるべきだったはず。
ちなみに、大阪府下の公立高入試倍率が、前期入試でなんと最大7倍にもなるのは、維新の会の教育改革の結果起きた事態だ。
これが橋下市長のいう、教育への市場原理導入の結果だ。高校入試で7倍の競争率というのは、果たして教育のために良いといえるのか？
大阪府民も市民も、そこを考えて維新の会への支持を再考すべきと考える。
また、今回の入試中止の決定を教委も、橋下市長も自画自賛している。
ただ、以下の橋下氏のツィートにあるように、今回の体罰自殺事件は、もはや大阪市の教委内部や、市長自身で調査、解決できるレベルの事件ではないのではあるまいか？
もし、
橋下市長自身がツィートしているように、「暴力自案」であることが入試中止の理由なら、市長はこの事件を自身で調査するのではなく、警察に任せるべきではあるまいか？

※参考　橋下市長のツィート
@t_ishin 桜宮高校で起きた事案は、世間で言われる体罰事案ではありません。暴力事案です。そしてそれが常態化していました。一つのクラブだけではありません。

※参考記事
桜宮高体育科、１７３人志望…募集中止前の調査（2013年1月23日07時12分 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130123-OYT1T00021.htm?from=ylist

大阪市立桜宮高校の体罰問題に絡み、大阪市教委が今春入試での募集中止を決めた同高体育系２科（体育科、スポーツ健康科学科）の志望者が問題発覚前、少なくとも２１３人を数えていたことが、大阪府公立中学校長会の調査でわかった。

※大阪市HP
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/page/0000200931.html