ついに刊行された幻の大作『ヨレハ記』(小川国夫)
ついに刊行された幻の大作『ヨレハ記』(小川国夫)
我が師匠、故・小川国夫が、文芸雑誌に連載後、単行本にまとめないままになっていた幻の大作が、ついに上梓された。
この「遺作」は、小川国夫の名作『或る聖書』を再読してから読みたい。
ちなみに、『或る聖書』は、
昔、故•江藤淳が酷評した。
けれど、
『或る聖書』と、この『ヨレハ記』の圧倒的な存在感は、
時代の流れの中で生き残るのは、批評ではなく小説の方であるという証明だ。
「ヨレハ記 小川国夫著 広大で深遠な旧約聖書の世界」
(日経2013/1/20付)
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO50769050Z10C13A1MZB001/?dg=1
50歳前後の充実期に挑戦した、この作品の驚くべき作家の野心にただ圧倒されるばかりである。
(文芸評論家 富岡幸一郎)
我が師匠、故・小川国夫が、文芸雑誌に連載後、単行本にまとめないままになっていた幻の大作が、ついに上梓された。
この「遺作」は、小川国夫の名作『或る聖書』を再読してから読みたい。
ちなみに、『或る聖書』は、
昔、故•江藤淳が酷評した。
けれど、
『或る聖書』と、この『ヨレハ記』の圧倒的な存在感は、
時代の流れの中で生き残るのは、批評ではなく小説の方であるという証明だ。
「ヨレハ記 小川国夫著 広大で深遠な旧約聖書の世界」
(日経2013/1/20付)
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO50769050Z10C13A1MZB001/?dg=1
50歳前後の充実期に挑戦した、この作品の驚くべき作家の野心にただ圧倒されるばかりである。
(文芸評論家 富岡幸一郎)