師走の政局報道に飽き飽き | 作家・土居豊の批評 その他の文章

師走の政局報道に飽き飽き

師走の政局報道に飽き飽き

もはやどうでもいいといいたくなるような、師走の政局報道。
庶民にとっては、この年末、無事に正月が迎えられるかどうか、が切実なのだ。
それなのに、政局報道は、昔ながらの自民党政治の復活を嬉しそうに祝っている。
年明けからさっそく復興増税がのしかかるし、消費増税が待ち受けている。
政治家の動向で、社会がよくなるなどと、もはやとても信じられない。
選挙前のあの声高な訴えがうそのように、もう空中分解してしまう政党まである。
今の日本は、長いものに巻かれる派と、カオスと化したものたちの、完全な分離状態だと思う。
まったく、望みを抱けない現状だが、それでも、我々は毎日を生きていかなければならない。
とにかく、この年末を乗り切って、正月を迎えて、2013年に賭けるしかない。
2012年の唯一の明るいニュースは、マヤの予言がはずれて、2012年で人類が滅亡しなかったことだけだ。
それなら、せっかく滅亡しなかったのだから、2013年は、人類再興の年になってほしいものだ。