大河ドラマ雑感
大河ドラマ雑感
今年の大河『平清盛』は、当初の期待とは裏腹に、史上最低の視聴率となったようですね。
最初に、兵庫県知事がクレームをつけたとか、「画面が汚い」とか「人物が汚い」とかさんざんに言われていると報道され続けたせいで、ケチがついたと思われます。
結局、今の時代に、大河ドラマ自体が合わなくなっていることが、視聴率低下の最大の理由ではないか、と思うのですが…紅白も、同じく、ですね。
それはともかく、歴代大河の中で、『平清盛』は、間違いなく、完成度ではベスト3に入ると考えます。
ただし、主役の清盛がもっとも躍動していた保元の乱、平治の乱の場面までは、です。
それ以降、ドラマは政治劇が中心となり、これといって中心となるエピソードがない状態となって、物語は自然と盛り下がっていきました。
しかも、様々なクレームや視聴率の低下にNHK自身がくじけてしまったのか、説明を多くしたり、場面の繰り返しを多用したり、へたな小細工をした結果、当初のリアリティ追及という路線がぶれまくって、結局、中途半端な歴史ドキュメンタリーみたいになってしまったと思います。
いっそ、視聴率を気にせずに、当初のリアル路線、耽美路線をつらぬいていたら、おそらく史上最高の大河ドラマとなったはずです。
さて、過去の、大河ベスト3は
1位 25回 独眼竜政宗 39.7% 1987年
2位 26回 武田信玄 39.2% 1988年
3位 27回 春日局 33.1% 1989年
ワースト3は
1位 33回 花の乱 14.1% 1994年
2位 06回 竜馬がゆく 14.5% 1968年
3位 42回 武蔵 MUSASHI 16.7% 2003年
だそうです。
ベスト3が、いずれも戦国もの、江戸時代もの、であるのは、やはり画面の華やかさ、物語の知名度によるものでしょう。
一方、ワースト3のうち、花の乱は、物語の知名度の低さが原因でしょうし、竜馬と、武蔵は、物語の知名度は高くても、大河にふさわしい華やぎに欠けたのが原因だと思います。
そういう意味では、来年の大河『八重の桜』も、おそらく苦戦が予想されます。
来年、もし視聴率が悪くても、再来年の黒田官兵衛で、ぜひ一発逆転してほしいものです。
ただ、NHKに一言申し上げるとすれば、
もはや大河ドラマ自体をやめるときがきている、ということです。
一年間通しではなく、
『坂の上の雲』のように、数回で完結するような形で、特別ドラマを作る方が、その時々の話題になりやすく、その分、注目も集まるでしょう。
もしどうしても大河をやりたいのであれば、3年か、5年に一度、定番の作品を、旬の役者をそろえて作る、というのでいかが?
その方が、話題性が高くなると思うし、定番の作品を繰り返しドラマ化することで、時代性というものが記録として後世に残ると思うのです。
この案、採用いただけましたら幸いです。
(もちろん、ドラマ脚本のご依頼も、いつでもお待ちいたしますw)
以下、今年の大河ドラマ『平清盛』にちなんだ私の最新作についてのお知らせです!
↓
楽天kobo版も発売開始!最新小説『かぶろ 平家物語外伝1』
http://rakuten.kobobooks.com/ebook/伝奇ロマン-かぶろ-平家物語外伝1/book-1F7f5coqkUqyhVr2ApiLgg/page1.html?s=Qzq7xsFerkC1AyUnkeYO0g&r=5
Kindle版発売開始!最新小説『かぶろ 平家物語外伝1』
※土居豊 作 伝奇ロマン『かぶろ 平家物語外伝1』(Kindle版)
http://www.amazon.co.jp/かぶろ-平家物語外伝1-ebook/dp/B00ANYK3AU/ref=sr_1_12?s=digital-text&ie=UTF8&qid=1355488631&sr=1-12
この物語を、奇しくも、大河ドラマ『平清盛』が放映された年、大河ドラマの終了に合わせて上梓しました。
大河『清盛』の視聴率の落ち込みと、散々な悪評の中、あえてこの作品を出す、というのは、むしろ小気味よい思いです。
なお、今回発売したKindle版は、Kindleリーダーか、Kindleアンドロイドアプリでダウンロードできます。
iPad、iPhoneには現在、まだ対応していません。
対応機器が増えましたら、すぐお知らせします!
以下のパブー版は、パソコンでもPDFなどでダウンロードできます。
土居豊 作 伝奇ロマン『かぶろ 平家物語外伝1』(パブー版)
http://p.booklog.jp/book/62042

今年の大河『平清盛』は、当初の期待とは裏腹に、史上最低の視聴率となったようですね。
最初に、兵庫県知事がクレームをつけたとか、「画面が汚い」とか「人物が汚い」とかさんざんに言われていると報道され続けたせいで、ケチがついたと思われます。
結局、今の時代に、大河ドラマ自体が合わなくなっていることが、視聴率低下の最大の理由ではないか、と思うのですが…紅白も、同じく、ですね。
それはともかく、歴代大河の中で、『平清盛』は、間違いなく、完成度ではベスト3に入ると考えます。
ただし、主役の清盛がもっとも躍動していた保元の乱、平治の乱の場面までは、です。
それ以降、ドラマは政治劇が中心となり、これといって中心となるエピソードがない状態となって、物語は自然と盛り下がっていきました。
しかも、様々なクレームや視聴率の低下にNHK自身がくじけてしまったのか、説明を多くしたり、場面の繰り返しを多用したり、へたな小細工をした結果、当初のリアリティ追及という路線がぶれまくって、結局、中途半端な歴史ドキュメンタリーみたいになってしまったと思います。
いっそ、視聴率を気にせずに、当初のリアル路線、耽美路線をつらぬいていたら、おそらく史上最高の大河ドラマとなったはずです。
さて、過去の、大河ベスト3は
1位 25回 独眼竜政宗 39.7% 1987年
2位 26回 武田信玄 39.2% 1988年
3位 27回 春日局 33.1% 1989年
ワースト3は
1位 33回 花の乱 14.1% 1994年
2位 06回 竜馬がゆく 14.5% 1968年
3位 42回 武蔵 MUSASHI 16.7% 2003年
だそうです。
ベスト3が、いずれも戦国もの、江戸時代もの、であるのは、やはり画面の華やかさ、物語の知名度によるものでしょう。
一方、ワースト3のうち、花の乱は、物語の知名度の低さが原因でしょうし、竜馬と、武蔵は、物語の知名度は高くても、大河にふさわしい華やぎに欠けたのが原因だと思います。
そういう意味では、来年の大河『八重の桜』も、おそらく苦戦が予想されます。
来年、もし視聴率が悪くても、再来年の黒田官兵衛で、ぜひ一発逆転してほしいものです。
ただ、NHKに一言申し上げるとすれば、
もはや大河ドラマ自体をやめるときがきている、ということです。
一年間通しではなく、
『坂の上の雲』のように、数回で完結するような形で、特別ドラマを作る方が、その時々の話題になりやすく、その分、注目も集まるでしょう。
もしどうしても大河をやりたいのであれば、3年か、5年に一度、定番の作品を、旬の役者をそろえて作る、というのでいかが?
その方が、話題性が高くなると思うし、定番の作品を繰り返しドラマ化することで、時代性というものが記録として後世に残ると思うのです。
この案、採用いただけましたら幸いです。
(もちろん、ドラマ脚本のご依頼も、いつでもお待ちいたしますw)
以下、今年の大河ドラマ『平清盛』にちなんだ私の最新作についてのお知らせです!
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※土居豊 作 伝奇ロマン『かぶろ 平家物語外伝1』(Kindle版)
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この物語を、奇しくも、大河ドラマ『平清盛』が放映された年、大河ドラマの終了に合わせて上梓しました。
大河『清盛』の視聴率の落ち込みと、散々な悪評の中、あえてこの作品を出す、というのは、むしろ小気味よい思いです。
なお、今回発売したKindle版は、Kindleリーダーか、Kindleアンドロイドアプリでダウンロードできます。
iPad、iPhoneには現在、まだ対応していません。
対応機器が増えましたら、すぐお知らせします!
以下のパブー版は、パソコンでもPDFなどでダウンロードできます。
土居豊 作 伝奇ロマン『かぶろ 平家物語外伝1』(パブー版)
http://p.booklog.jp/book/62042
