尖閣購入費を3.11復興にまわせ！

尖閣購入費を3.11復興にまわせ！
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先般の尖閣騒動で、根本的に間違っているように感じるのは、領土と、国有地を混同しているように思われる点である。
ようするに、尖閣を、個人が所有していようと、都が購入しようと、国が購入しようと、日本の領土であるという事実は変らないのだ、というのが、ことの本質ではなかろうか。
そこで、領土であるからには、その領土を保全するために、何をすべきか、ということを考え、実行すればいいのではないだろうか。
そのための最善の策が国有化であるというなら、それでいいわけだし、また、逆に、国有化することで、事態が悪化するようなら、無理に国有化するのではなく、領土保全のために最も有効な手段をとるべきではなかろうか。
つまり、国有化が目的ではなく、領土の保全が目的である、ということを、間違えないでもらいたい、ということだ。
どうも、報道でみている限り、国有化したことで、逆に、領土の保全が難しくなりそうに思える。
それなら、２０億5千万も使って、わざわざ事態を悪化させてどうするんだ？という話である。
せっかくの血税なのだ。無駄なことに使ってほしくない。
その２０億５千万、いまからでも、3.11の東北復興のために使ってはどうだろう？
それにしても、3.11から1年半もたって、まだ復興への道筋が見えてこないとか、原発事故の終息への目処も全くたっていないとか、国民生活にとって一番優先すべき課題については、後回しにされているようにしか思えない。ましてや、3.11の復興予算がなんと1兆円以上も余った？などという話をきくと、もはや、なにをやっとるだ？とつっこみをいれたくなる。
それなのに、尖閣を買うためにはポンっと２０億5千万も即金で？投げ出す政府とは、いったいなんなんだ？と、素朴に、疑問なのだ。
国会は開会中だったのに、勝手に開店休業にしてしまって、毎日何億円も無駄遣いするし、政治家は、代表選だとか解散総選挙だとか、自分たちの内輪もめに熱中しているし。
もううんざり、というのが、正直な感想である。