サッカー大勝で喜んでいるうちに、国が滅んでいくかも
サッカー大勝で喜んでいるうちに、国が滅んでいくかも
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大飯再稼働決定、国論を二分した大問題のはずが、今朝のNHKニュースはサッカーボロ勝ちニュースばかり。意図的としか思えない。
日本政府のやり口は、いつも、重大な問題を、サッカーとか、芸能ネタでカムフラージュする、姑息なやり方だ。大飯再稼働の決定を、サッカーにぶつけて、ごまかしたに違いない。
昨日は、日本の原発問題を最悪の方向に決定づけた首相の大飯原発再稼働宣言と、福島原発事故の原因究明の核心的な部分である東電元社長のヒヤリングが、奇しくも同日に行われた。
昨日の国会事故調で、東電元社長でさえ、「事故当時、免震棟がなかったらと思うとゾッとした」と発言。ましてや、福島原発では、ベントをしたのに爆発したのだ。免震棟もベントもなく、断層が原発の真下に見つかった大飯原発を、安全だと、どうして断言できるのか？
ちなみに、記者会見での首相のコメントによると、「福島原発事故のような地震や津波でも事故は防止できる」らしいが、この発言のなにを信用しろというのか？ しかも、この首相は、「再稼働」を「再起動」と間違えて言っていた。まさか、原発と、パソコンの区別もつかないのか？
ついでにいうと、大飯には免震棟も、ベントもない。これから作るのだという。
原発推進に邁進する細野原発相でさえ、「原発の安全性については、万全ということはありえない」と発言した。いったい、どこに科学的判断があるのか？ 政治的決断とやらで、国を亡国に導くことは、第二次世界大戦のときの日本政府とどこが違うのか？
しかも、そもそも、大飯再稼働しても、関西は節電15%、計画停電も準備中だという。どうせ動かしても電力が足りないのなら、どうして超危険な大飯原発を動かそうとするのか？
おそらく、大飯を動かしても、電力は足りないのだから、もっともっと他の原発も急いで再稼働しなければ！という煽りだろう。
せっかく、滋賀と京都の両知事が、大飯再稼働に対して、「被害地元」という立場で様々な抵抗を試みているというのに、真っ先に支援すべき立場の大阪市長は、国政を見据えて？なのか、一転、日和見を決め込んだ。大飯再稼働に賛成の兵庫県や和歌山県は、若狭で原発事故が起こっても、自県には被害がない、とでもいうのだろうか？
いったい、日本人は、福島原発事故からまだ1年少しだというのに、まだ被災者は避難生活を強いられているというのに、福島原発事故は全く終息の目処もたたないというのに、まったくこりていないのだろうか？
私は、あの福島原発事故で、こりた。
日本全土が放射能汚染されるぐらいなら（すでに福島事故で汚染は全土に拡がっているが）、節電と節約生活を選びたい。
だが、そもそも、本当に電力は足りないのか？その一点が、全く信用できないのだ。政府も、電力会社も、自分たちの利権のために、本当の数字を出していないのではないか？電力が足りない根拠は？だいたい、なぜ東電と東北電力だけは電力が足りているのか？
まったく、納得がいかない。
どうしても、今回の大飯再稼働の決定には、疑わしい点が多すぎる。
いずれにしても、こうなれば、この夏の節電と計画停電に備えて、準備を始めるしかない。
さらに、万が一、若狭での原発事故のとき、自分の家族だけでも逃げられるように、なんとか方策を考えるしかない。
とてもじゃないが、サッカーの大勝を喜ぶ気分にはなれないのだ。
※参考サイト、記事
第18回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の模様を、
生中継
http://live.nicovideo.jp/watch/lv95177935
【参考人】清水正孝 氏（前 東京電力株式会社 取締役社長）
大飯再稼働 京都、滋賀両知事 原発７項目再提言（2012.6.8産経）
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120608/shg12060802200000-n1.htm
嘉田知事「姿勢変化ない」 慎重示す狙いか
大飯原発、夏期限定の稼動でも住民生活は守れる＝橋下・大阪市長（2012年6月8日ロイター）
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE85700G20120608
大飯原発再稼働を警告する声も－安全性、二の次と懸念（2012年6月7日WSJ）
http://jp.wsj.com/Japan/node_456230
大飯再稼働決定、国論を二分した大問題のはずが、今朝のNHKニュースはサッカーボロ勝ちニュースばかり。意図的としか思えない。
日本政府のやり口は、いつも、重大な問題を、サッカーとか、芸能ネタでカムフラージュする、姑息なやり方だ。大飯再稼働の決定を、サッカーにぶつけて、ごまかしたに違いない。
昨日は、日本の原発問題を最悪の方向に決定づけた首相の大飯原発再稼働宣言と、福島原発事故の原因究明の核心的な部分である東電元社長のヒヤリングが、奇しくも同日に行われた。
昨日の国会事故調で、東電元社長でさえ、「事故当時、免震棟がなかったらと思うとゾッとした」と発言。ましてや、福島原発では、ベントをしたのに爆発したのだ。免震棟もベントもなく、断層が原発の真下に見つかった大飯原発を、安全だと、どうして断言できるのか？
ちなみに、記者会見での首相のコメントによると、「福島原発事故のような地震や津波でも事故は防止できる」らしいが、この発言のなにを信用しろというのか？ しかも、この首相は、「再稼働」を「再起動」と間違えて言っていた。まさか、原発と、パソコンの区別もつかないのか？
ついでにいうと、大飯には免震棟も、ベントもない。これから作るのだという。
原発推進に邁進する細野原発相でさえ、「原発の安全性については、万全ということはありえない」と発言した。いったい、どこに科学的判断があるのか？ 政治的決断とやらで、国を亡国に導くことは、第二次世界大戦のときの日本政府とどこが違うのか？
しかも、そもそも、大飯再稼働しても、関西は節電15%、計画停電も準備中だという。どうせ動かしても電力が足りないのなら、どうして超危険な大飯原発を動かそうとするのか？
おそらく、大飯を動かしても、電力は足りないのだから、もっともっと他の原発も急いで再稼働しなければ！という煽りだろう。
せっかく、滋賀と京都の両知事が、大飯再稼働に対して、「被害地元」という立場で様々な抵抗を試みているというのに、真っ先に支援すべき立場の大阪市長は、国政を見据えて？なのか、一転、日和見を決め込んだ。大飯再稼働に賛成の兵庫県や和歌山県は、若狭で原発事故が起こっても、自県には被害がない、とでもいうのだろうか？
いったい、日本人は、福島原発事故からまだ1年少しだというのに、まだ被災者は避難生活を強いられているというのに、福島原発事故は全く終息の目処もたたないというのに、まったくこりていないのだろうか？
私は、あの福島原発事故で、こりた。
日本全土が放射能汚染されるぐらいなら（すでに福島事故で汚染は全土に拡がっているが）、節電と節約生活を選びたい。
だが、そもそも、本当に電力は足りないのか？その一点が、全く信用できないのだ。政府も、電力会社も、自分たちの利権のために、本当の数字を出していないのではないか？電力が足りない根拠は？だいたい、なぜ東電と東北電力だけは電力が足りているのか？
まったく、納得がいかない。
どうしても、今回の大飯再稼働の決定には、疑わしい点が多すぎる。
いずれにしても、こうなれば、この夏の節電と計画停電に備えて、準備を始めるしかない。
さらに、万が一、若狭での原発事故のとき、自分の家族だけでも逃げられるように、なんとか方策を考えるしかない。
とてもじゃないが、サッカーの大勝を喜ぶ気分にはなれないのだ。
※参考サイト、記事
第18回 国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の模様を、
生中継
http://live.nicovideo.jp/watch/lv95177935
【参考人】清水正孝 氏（前 東京電力株式会社 取締役社長）
大飯再稼働 京都、滋賀両知事 原発７項目再提言（2012.6.8産経）
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120608/shg12060802200000-n1.htm
嘉田知事「姿勢変化ない」 慎重示す狙いか
大飯原発、夏期限定の稼動でも住民生活は守れる＝橋下・大阪市長（2012年6月8日ロイター）
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE85700G20120608
大飯原発再稼働を警告する声も－安全性、二の次と懸念（2012年6月7日WSJ）
http://jp.wsj.com/Japan/node_456230