ジュンク堂書店西宮店の書架に、新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』が並びました | 作家・土居豊の批評 その他の文章

ジュンク堂書店西宮店の書架に、新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』が並びました

ジュンク堂書店西宮店の書架に、新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』が並びました!

引き続き、新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』についての記事で失礼します。

ジュンク堂書店西宮店の書架に、新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』が並びました!
しかも、目立つように、表紙を正面に置いてくれています。
かなり奥まで減っているので、これはもうかなり売れたのかな?

※ジュンク堂書店西宮店店内

作家・文芸レクチャラー土居豊ブログ「震災後の文学・芸術」

それにしても、自分の本が店頭に並ぶというのは、嬉しい限りです。
もし自分の本を、手に取ってくれている人がいたら、その場で御礼をいいたいぐらいです。
自分の本を立ち読みしているのに出くわすと、そのままこっそり見守ってしまいます。果して、買うかな?立ち読みで終るかな?などとドキドキして見ているのに、そのまま書架に戻されると、「ちょっと待った!」と思わず飛び出したくなったり。いやもちろん、それは立ち読みで済まされるだけの本しか書けなかった著者のせいではあるのですが…。

村上春樹の研究本は、それだけで書店の棚が一つ埋まるぐらい刊行されています。かくいう私も、ハルキ本を今回の新刊を合わせて4冊出しています。

今回の新刊『ハルキとハルヒ』は、これまで誰も追究しようとしなかった、村上春樹と涼宮ハルヒの比較研究です。
村上春樹の話題作『1Q84』は、今回文庫化されて、再び売行きを伸ばしています。けれど、『1Q84』が、一部の書評で、けちょんけちょんにけなされたことは、記憶に新しいところです。これはもちろん、売れっ子作家への嫉妬から出たいわれなき言いがかりですが、中には、『1Q84』の登場人物がまるでライトノベルのようで安っぽい、といわんばかりの悪口も書かれています。
これは、二重に間違っています。
一つは、『1Q84』のヒロイン・青豆や、謎の美少女・ふかえりが、まるでアニメのヒロインのような描かれ方をしていることについてですが、これは、もちろん、作者・村上春樹が確信犯的にそういう描き方をしているのであって、そのことをとやかくいってもしょうがない、ということです。
二つ目に、ライトノベルのように安っぽいなどというのは、間違いです。ライトノベルの中には、再読に耐えない作品があるかもしれません。しかし、少なくとも、ライトノベルの金字塔、『涼宮ハルヒ』は違います。『ハルヒ』は、百凡の文芸小説などより、よほど面白く、後世に残るであろう傑作です。
なにしろ、あの筒井康隆も、太鼓判を押した作品なのです。

ところで、先日来、お知らせしていますが、今回の拙著刊行を記念するイベントを、ジュンク堂書店西宮店さんが開催してくださいます。

※ジュンク堂書店西宮店店内の表示

作家・文芸レクチャラー土居豊ブログ「震災後の文学・芸術」
作家・文芸レクチャラー土居豊ブログ「震災後の文学・芸術」

以下、告知です↓

http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-nishinomiya.html#20120512nishinomiya_talk

(書店HPより)
土居豊
『ハルキとハルヒ-村上春樹と涼宮ハルヒを解読する-』
刊行記念トークイベント

■日時:5月12日(土)19:30~21:00
■会場:ジュンク堂書店西宮店内 カフェクローチェ(閉店後)
■料金:500円(4月16日から参加券発売開始) 40席限定
■特典:『涼宮ハルヒの驚愕』発売記念に西宮店限定で配布した「聖地巡礼マップ」最新版をプレゼント
(イベント当日のお渡しになります。)
■立見:定員を超えた場合の参加希望は無料で原則立見で特典なしとなりますが、会場の形態によっては出演者がはっきり見えない可能性があります。予めご了承くださいますようお願い致します。

西宮市は、村上春樹が少年時代を過ごしたゆかりの地であり、また、谷川流著『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズの舞台としても有名になりました。
村上春樹の文芸評論家として活躍する土居豊先生に、「ハルキとハルヒ」の聖地・西宮についてトークしていただきます。
「ハルヒの聖地」珈琲屋ドリームのオーナー・細海氏、大好評をいただいた聖地巡礼マップ制作者・茶請氏をゲストにお招きして、「ハルヒ聖地巡礼」をめぐるエピソードも。

土居 豊(どい ゆたか)
作家・文芸レクチャラー。1967年大阪生まれ。
1989年、大阪芸術大学芸術学部文芸学科卒業。
2000年、村上春樹論の連載により『関西文学』選奨奨励賞受賞。2005年、音楽小説作品『トリオ・ソナタ』が小川国夫、川本三郎から高く評価され作家デビュー。
評論『村上春樹のエロス』、『坂の上の雲を読み解く!』など文芸評論多数。
西宮市が主催する「西宮文学案内」担当講師として、村上春樹や涼宮ハルヒ、阪神間文化についてレクチャーしている。

お問い合わせ
ジュンク堂書店 西宮店 TEL:0798-68-6300

↑ここまで


連休明けの土曜日の夜、ハルキとハルヒの聖地・西宮で、ご一緒に文学やサブカルについて語り合いましょう!


なお、拙著は、以下のようなネット書店でもご購入できます。

※『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』

Amazon↓

http://www.amazon.co.jp/dp/4864291276/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1334231386&sr=1-1

bk1↓

http://www.bk1.jp/product/03544865

e-hon↓

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032747477&Action_id=121&Sza_id=LL

楽天ブックス↓

http://books.rakuten.co.jp/rb/9784864291279/item/11663830/

セブンネット↓

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106157823/subno/1


livedoor BOOKS↓

http://books.livedoor.com/item/4780876