新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』に大森一樹氏のオビ文を頂戴しました! | 作家・土居豊の批評 その他の文章

新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』に大森一樹氏のオビ文を頂戴しました!

新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』に映画監督・大森一樹氏のオビ文を頂戴しました!


新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』見本が届きました!映画監督・大森一樹氏のオビ文入りです!→
https://plus.google.com/b/114756866891345890889/114756866891345890889/posts

昨日に引き続き、新刊『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』についてのお知らせで失礼いたします。

拙著に、なんと、映画監督・大森一樹氏のオビ文を頂戴しました。
周知のように、大森氏は、村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』を映画化した監督であり、村上氏の中学の後輩でもあります。もっとも、大森氏ご自身は、いつまでも『風の歌を聴け』の監督と紹介されるのはちょっと…、と困っておられましたが。
もちろん、大森氏は、日本映画界になくてはならない名監督であり、新作『津軽百年食堂』では、東日本大震災の復興への祈りを込めて、青森の物語を美しく描きあげました。
※『津軽百年食堂』HP
http://www.tsugaru100-movie.com/

私自身は、大森氏の作品の中では、平成ゴジラシリーズにもっとも愛着があります。自分が若いころ楽しんだゴジラを、いまは子どもと一緒にビデオで観ています。
大森氏に拙著のご推薦をいただいたのは、望外の名誉であり、感激しました。

今回の新刊は、私自身、3.11から受けた深いショックをきっかけに、書き始めた本です。テレビで繰り返される大津波の映像をみて、幼い息子がぽろりともらした一言が、この本を生んでくれました。
また、この本は、自分一人の力で書き上げたのではなく、取材に応じてくださった多くの方々のご協力なしには、完成できなかったと思っています。心から感謝申し上げます。
さらに、この本の内容を練り上げる上で、以下の担当講座は、大いに力を与えてくれました。

※参考1
講座「村上春樹と12人のライバルたち」(全12回)ご好評のうちに終了!
http://ameblo.jp/takashihara/entry-10971760034.html
2011年度前期・はびきの市民大学講座「村上春樹と12人のライバルたち」(全12回)
講師:作家・文芸レクチャラー 土居豊
2011年4月24日から毎日曜日15時。LICはびきのにて実施。

※参考2
平成23年度「西宮文学案内 春季講座」
第三回「涼宮ハルヒと村上春樹文学~西宮ゆかりの文学を解読する」
講師:作家・文芸レクチャラー 土居豊
日時:2011年7月9日(土)14時~
会場:大手前大学さくら夙川キャンパス
紹介記事
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20110406ddlk28040382000c.html
「連続講座:「西宮文学案内」文学とのかかわり--来月~7月 /兵庫」(毎日新聞2011年4月6日)】


これらの講座でレクチャーする過程を通じて、思考が発展し、論考としてまとめていくことに繋がりました。
これらの講座では、引き続き、講師を担当していますが、本書をきっかけに、他の市民講座、大学での講義などに広がっていくことを願っています。私自身が担当する講座や、あるいは本書をテキストとしてご採用くださる大学、講座をお待ちいたします。
本書は、大阪大学の杉田米行先生の企画されたシリーズの一冊として、刊行されました。心より感謝申し上げます。

そしてなにより、3.11以降、一年を過ぎてもまだ、混迷と苦悩を増している日本人の心の有り様に、少しでも力となれることを願って本書を書きました。
この本が、微力ながらも、読者の方々になにがしかの助けとなりましたら、物書きとしてこれ以上の喜びはありません。

↓新刊予約開始!『ハルキとハルヒ 村上春樹と涼宮ハルヒを解読する』

http://www.amazon.co.jp/dp/4864291276/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1334231386&sr=1-1

ご予約くださいましたら光栄です。

作家・文芸レクチャラー土居豊ブログ「震災後の文学・芸術」