文字通り「ばかばかしい」の一言
バカじゃなくアホなら?
【平野復興相:津波、逃げなかったばかなやつ 犠牲の友人に 「思いがこみ上げた」謝罪(毎日新聞 2011年10月19日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111019ddm002010061000c.html
】
この問題は、文字通り「ばかばかしい」の一言につきると思います。
政局的な観点からではなく、言葉の問題として考えてみましょう。
「ばか」発言の問題は、まさに日本語のもつ多彩なニュアンスを理解する難しさと、日本語の魅力をあぶりだしています。
もしこれが「なんちゅう、あほなやっちゃ」という表現なら、誰でも「友人への哀惜の気持だとわかるのではないでしょうか? あるいは関西人限定かもしれませんが。
あほ、の場合は、関西での使い方をみると、罵倒よりは、親愛のつっこみ表現として使われることが普通です。本当に罵倒として使う場合は、「あほか!」「あほう!」「このどあほ!」といったバリエーションになるでしょう。
大臣が言ったという「ばかなやつ」は、文脈からすると、軽侮の意味よりは、やはり親愛の表現でしょうね。
「ばか」を軽侮に使う場合、「ばかかお前」「救いがたいバカ」など、なにかしら修飾が必要だと思います。
たとえば、平野氏は、「ばかなやつ」という代わりに、「おばか」とか「ばかものめ」とでも言えばよかったのかも?
【平野復興相:津波、逃げなかったばかなやつ 犠牲の友人に 「思いがこみ上げた」謝罪(毎日新聞 2011年10月19日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111019ddm002010061000c.html
】
この問題は、文字通り「ばかばかしい」の一言につきると思います。
政局的な観点からではなく、言葉の問題として考えてみましょう。
「ばか」発言の問題は、まさに日本語のもつ多彩なニュアンスを理解する難しさと、日本語の魅力をあぶりだしています。
もしこれが「なんちゅう、あほなやっちゃ」という表現なら、誰でも「友人への哀惜の気持だとわかるのではないでしょうか? あるいは関西人限定かもしれませんが。
あほ、の場合は、関西での使い方をみると、罵倒よりは、親愛のつっこみ表現として使われることが普通です。本当に罵倒として使う場合は、「あほか!」「あほう!」「このどあほ!」といったバリエーションになるでしょう。
大臣が言ったという「ばかなやつ」は、文脈からすると、軽侮の意味よりは、やはり親愛の表現でしょうね。
「ばか」を軽侮に使う場合、「ばかかお前」「救いがたいバカ」など、なにかしら修飾が必要だと思います。
たとえば、平野氏は、「ばかなやつ」という代わりに、「おばか」とか「ばかものめ」とでも言えばよかったのかも?