心からおわび…陸前高田の薪使用断念で京都市長
震災後、そして原発事故後5ヶ月になるというのに、完全に後手後手にまわっている
最近の記事から、放射能がらみのものを3つピックアップした。
いずれの事態も、原因はただ一つ。原発事故で放出された大量の放射能に対して、日本政府の対応が後手後手にまわっていることだ。
<放射性物質>学校プール排水できず 福島県内600カ所
http://mainichi.jp/select/jiken/news/m20110813k0000m040165000c.html
まず、学校のプールの水が放射能づけになって排水できないことだが、これは、学校のグラウンドの土をはぎとって積み上げていたころに、同じように前もって対策を考えておけばよかったことだ。それ以上に、学校のプールでこうなのだから、同じように子どもたちが使う砂場や、野外の遊び場の放射能が気になる。除染をとにかく地道に進めるしかないのだろうけれど。
<セシウム汚染>汚泥が満杯、自治体ピンチ 下水処理場など
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110813k0000e040017000c.html
同様に、放射能に汚染された汚泥が処理できなくなってたまっていく問題も、原発事故のあと、降り注いだ放射能がそれからどこへ流れていくのか?ということを予想できたはずだから、あらかじめ対応を準備しておけばよかったはずだ。
心からおわび…陸前高田の薪使用断念で京都市長
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110812-OYT1T00861.htm
そうして、この数日、ニュースをにぎわしている五山の送り火の件だが、これなどは、最初に放射能が検出されなかった時点で、燃やすように強行していれば何も問題はなかっただろう。そもそも、京都市の言い分も、責任を国の法律に丸投げしているだけで、ポリシーもなにもあったものではない。放射能が検出されたら燃やさないというなら、最初から送り火で東北の木を燃やすというアイディアそのものを却下しておけばよかっただろう。なぜなら、放射能が検出される可能性は十分想定できたし、そうなった場合、どうするのか?をあらかじめ話し合えたはずだからだ。
そもそも、関西でもセシウムは大気中から検出されているのだ。さらに木を燃やして放射脳が拡散したとして、一体どれほどの心配があるのか?
そこに不安があるのは、まったく政府の当初からの原発事故対応が、うそとごまかしの連続で、完全に国民の信用を失ったことのあらわれだろう。
さて、これら3つの事態はどれも、原発事故後の放射能汚染に対して国が有効な対策と必要な法整備をしていないところに原因がある。
震災後、そして原発事故後5ヶ月になるというのに、完全に後手後手にまわっているのだ。
そうして、次々起こる事態に、場当たり的に戦力の逐次投入を繰り返して、いやおうなく泥沼にはまっていっているのは、まるで大東亜戦争当時を髣髴とさせる。
この5ヶ月、菅政権はいたずらに権力の延命に固執するばかりで、震災の復旧も原発事故の対応も、十分な手をうてないままに、時間を無駄にし続けて来た。そうしてなにをやっているかというと、らちもない政局を国会でくりひろげて、遊んでいるだけだった。
政府がこの5ヶ月でやるべきだったのは、震災被災地の復旧と原発事故の対応のいずれも現地対策本部をきちんと機能させて、そこで必要となる法整備と予算をすばやく決めていくことだったはずだ。
もしそれができていたら、これら3つの事態も、すでに法律と予算ができて、国のバックアップのもとで現地の対応がとれていたかもしれない。
そこで、今からでも遅くないから、これらの事態が繰り返されないように、必要な法律と予算をさっさと決めていってほしい。政局ごっこはもううんざりだから、国会議員としてやるべき仕事をきちんとやってほしいものだ。
ついでに、「お盆までに全ての避難所の人を仮設住宅に」という約束が守れなかった責任は、だれがどうとるの?
最近の記事から、放射能がらみのものを3つピックアップした。
いずれの事態も、原因はただ一つ。原発事故で放出された大量の放射能に対して、日本政府の対応が後手後手にまわっていることだ。
<放射性物質>学校プール排水できず 福島県内600カ所
http://mainichi.jp/select/jiken/news/m20110813k0000m040165000c.html
まず、学校のプールの水が放射能づけになって排水できないことだが、これは、学校のグラウンドの土をはぎとって積み上げていたころに、同じように前もって対策を考えておけばよかったことだ。それ以上に、学校のプールでこうなのだから、同じように子どもたちが使う砂場や、野外の遊び場の放射能が気になる。除染をとにかく地道に進めるしかないのだろうけれど。
<セシウム汚染>汚泥が満杯、自治体ピンチ 下水処理場など
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110813k0000e040017000c.html
同様に、放射能に汚染された汚泥が処理できなくなってたまっていく問題も、原発事故のあと、降り注いだ放射能がそれからどこへ流れていくのか?ということを予想できたはずだから、あらかじめ対応を準備しておけばよかったはずだ。
心からおわび…陸前高田の薪使用断念で京都市長
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110812-OYT1T00861.htm
そうして、この数日、ニュースをにぎわしている五山の送り火の件だが、これなどは、最初に放射能が検出されなかった時点で、燃やすように強行していれば何も問題はなかっただろう。そもそも、京都市の言い分も、責任を国の法律に丸投げしているだけで、ポリシーもなにもあったものではない。放射能が検出されたら燃やさないというなら、最初から送り火で東北の木を燃やすというアイディアそのものを却下しておけばよかっただろう。なぜなら、放射能が検出される可能性は十分想定できたし、そうなった場合、どうするのか?をあらかじめ話し合えたはずだからだ。
そもそも、関西でもセシウムは大気中から検出されているのだ。さらに木を燃やして放射脳が拡散したとして、一体どれほどの心配があるのか?
そこに不安があるのは、まったく政府の当初からの原発事故対応が、うそとごまかしの連続で、完全に国民の信用を失ったことのあらわれだろう。
さて、これら3つの事態はどれも、原発事故後の放射能汚染に対して国が有効な対策と必要な法整備をしていないところに原因がある。
震災後、そして原発事故後5ヶ月になるというのに、完全に後手後手にまわっているのだ。
そうして、次々起こる事態に、場当たり的に戦力の逐次投入を繰り返して、いやおうなく泥沼にはまっていっているのは、まるで大東亜戦争当時を髣髴とさせる。
この5ヶ月、菅政権はいたずらに権力の延命に固執するばかりで、震災の復旧も原発事故の対応も、十分な手をうてないままに、時間を無駄にし続けて来た。そうしてなにをやっているかというと、らちもない政局を国会でくりひろげて、遊んでいるだけだった。
政府がこの5ヶ月でやるべきだったのは、震災被災地の復旧と原発事故の対応のいずれも現地対策本部をきちんと機能させて、そこで必要となる法整備と予算をすばやく決めていくことだったはずだ。
もしそれができていたら、これら3つの事態も、すでに法律と予算ができて、国のバックアップのもとで現地の対応がとれていたかもしれない。
そこで、今からでも遅くないから、これらの事態が繰り返されないように、必要な法律と予算をさっさと決めていってほしい。政局ごっこはもううんざりだから、国会議員としてやるべき仕事をきちんとやってほしいものだ。
ついでに、「お盆までに全ての避難所の人を仮設住宅に」という約束が守れなかった責任は、だれがどうとるの?