大震災の避難者 10万人を切る

お盆までに？

【大震災の避難者 10万人を切る（2011年7月6日毎日）
http://mainichi.jp/select/today/news/m20110707k0000m040065000c.html

内閣府は６日、東日本大震災の避難者数（６月３０日現在）を発表した。仮設住宅などへの入居者を含めた避難者は９万９２３６人と、前回調査時（６月１６日現在）から１万３１６９人減り、１０万人を切った。
避難先の内訳では、避難所が２万４１８２人と、前回の３万１２９７人から大きく減った。一方、仮設住宅や民間住宅などへの入居者は前回から２３５１人増え３万４２０人となった。】



まるで、手柄話のような感じに聞こえるけれど、これは「まだ１０万人弱も避難したまま」というべきです。
もうすぐ震災から4ヶ月。夏になろうとしているのに、いまだに避難所生活のままでいなければならない、その苦しみは想像を絶します。
おまけに、先日の復興大臣の辞任ドタバタ劇など、国はまったくあてにならないという感じです。
さらに、仮設住宅に入居できたらそれでもう大丈夫、というのは間違いです。
阪神淡路のとき、仮設住宅での生活苦や孤独死など、様々な悲劇が起こりました。
仮設はあくまで仮設です。被災者が生活を再建できるまで、きちんと国が面倒をみなければ、それは棄民というものでしょう。
今回の被災規模があまりに大きすぎる、などというのは言い訳です。こういうときのために、庶民はこつこつと税金をおさめ、選挙で支持してきたのですから、今こそ国も地方も、きちんとリターンを返していただきたいものです。
まずは、首相が前に国会で約束した、「お盆までに全員仮設住宅に」というのは、ちゃんとやるんでしょうね？