いまこそ原発事故専用モビルスーツを! | 作家・土居豊の批評 その他の文章

いまこそ原発事故専用モビルスーツを!

いまこそ原発事故専用モビルスーツを!

【<福島第1原発>汚染物清掃ロボ登場…米国製Warrior(毎日2011年7月2日)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110703k0000m040056000c.html
東京電力は2日、福島第1原発3号機の原子炉建屋で、放射性物質に汚染された砂やほこりの除去作業をする米国製ロボット「Warrior」の画像を公開した。Warriorは戦士を指す英語。掃除機の吸い込み口を持って、建屋1階の約100平方メートルを移動し、砂とほこりを回収した。ホースで建屋外のドラム缶に送り込まれ、1日夕までに3本分回収できたという。
3号機では原子炉の水素爆発を防ぐために窒素を注入する準備を進めているが、床面の線量が毎時50~150ミリシーベルトと高く難航。今回の清掃は線量を下げるのが目的で、一部で毎時10~20ミリシーベルト下がった。】

こういう記事をみるたび、世界に冠たる(はずの)日本のロボット技術はどうなったのか?と思ってしまう。
ASIMO君も、踊ったり、ラッパを吹いたりしていないで、原発事故現場の作業にボランティアに行けたらいいのに。やはり、文化/スポーツ分野でばかり活躍しても、いざというとき役に立たないのか?
などと自虐的に考えてしまうのだ。
しかし、そうはいっても、今後、この事故の終息まで何年かかるかわからないのだから、過酷な作業環境での人間の被曝を少しでも減らせるように、遅ればせながら国産ロボットの投入を始めたらどうだろう?
それとも、そもそも開発から始めないと無理なのだろうか?
アニメ的発想だが、今ある国産作業ロボットに、放射線防護用のアーマーなどを装着して、原発事故専用モビルスーツ、というようなわけにはいかないのだろうか?
いかないんだろうな、やっぱり…