(疑問)車内迷惑行為への対応 | 作家・土居豊の批評 その他の文章

(疑問)車内迷惑行為への対応

こういうことがありました。
阪急電車に乗っていて、駅到着後、ドアが開かず、アナウンスが「車内点検の為、しばらくお待ちください」と入りました。そのままおよそ2~3分、ホームに停車したままドアを開けず、その間、「車内点検のため」「車両点検のため」とアナウンスが数回ありました。
やがて「車内迷惑行為があった為、ご迷惑をおかけしました」とアナウンスが入り、ドアは開きました。
つまり、迷惑行為を車掌が判断するまで他の乗客を足留めしたということなのでしょうか?
この乗務員の対応は妥当だったでしょうか?

次に、私自身の感想です。
まず、駅についてなかなかドアが開かないことで、感じる不安はかなりのものでした。実際、「爆発物?」とか、いろんな憶測が周囲の乗客の間にささやかれていました。
ドアが開いてからも、車内アナウンスで具体的な説明がなく、「迷惑行為」ということしかわかりませんでした。「迷惑行為」というのは、たぶん痴漢でしょう。
結果的に乗客の時間を奪ったわけですし、果してこの対応が妥当かどうか、意見が分かれると思います。
思うに、最初から、「迷惑行為の疑いがあるため」と正確にアナウンスしてくれたら、安心して待てただろうな、と思います。
もし「迷惑行為」が痴漢でなく、例えば「暴漢」「危険物を持っている」という場合なら、犯人確保よりまず乗客を逃すべきでしょう。そもそも、乗務員は警察ではないのだし。

最後に、数人の方にご意見をいただきました。
「トラブルの当事者を逃がさないために必要な対応だった」
「痴漢などの場合、犯人が線路に降りて逃げる可能性があり、そうなれば数分の遅れでは済まないので賢明な判断と言える」
「乗客に具体的な説明はあったのか?乗客の時間を奪ったのだから、乗務員には説明責任がある」
「迷惑行為の内容が知りたい」
「悪質なので逃がさない為にドアを開けなかったのか?でも乗車されてるお客さんは皆迷惑」
みなさんなら、どう思うか、ご意見いただけましたらうれしいです!