鬼滅の刃がこの11月頭で興行109日を迎え、興行収入375億円を超えたようです。

 僕も回を重ね、妻と一緒に8回劇場に向かいました(のべ16回)。

 

 台詞も随分覚えました。

 童磨の「ほんとうにいい夜だねえ」はその際の音楽とあわせ個人的にツボにはまっています。

 構成はともかく、吾峠呼世晴の図柄はマンガでは結構ぐちゃぐちゃですが、映画の作画は本当に美しいですね。

 ufotab1eあってのものです。

 

 先週末から出た情報として中国が11月14日から上映することになったことに驚きました。

 暴力的ということで無限列車編が放映されない中、世界的な大ヒットから急遽映画館で上映となりました。

 

 中国人たちからは、暴力シーン、流血シーンが大幅にカットされたり、モザイクが入るかもしれないということですが、それでも上映されることは彼らにとっても好ましいことです。

 

 「鬼滅の刃」無限城編が11月14日に中国公開決定!ファン歓喜の一方で「カットしないで」の声も(レコードチャイナ)|dメニューニュース(NTTドコモ)

 

 上の記事でネット上にアップされたのですが、興味深かったのが、以下のコメントです。

「海賊版を我慢してた人たち、報われたね!」

「ネット流出した海賊版は絶対見ないようにしてた!」

「海賊版を我慢してきて良かった!。娘を連れて見に行く!」

 

 香港では上映されていました。また日本国内で上映初期には韓国人が盗撮して逮捕されています。

 当然中国人は海賊版を見るものだと思っていましたが、「大きな映像できちんと観たい。中途半端なものを見て感動をそがれたくない」という気持ちになっているということです。多くの人はマンガでも読んでいるので中身はわかっているわけですが、今回の情報で「映像美の緻密さ」が話題になっていることを彼らも大事にしたということです。

 

 これはそれなりに立派なことで、というか生活が向上して、「本物を本格的に体験したい」という気持ちになったのでしょうね。

 それでも僕がいつもコケおろしている「中国人の態度ではないな」と感じました。

 もちろん、海賊版でも観たいという人は一定数はいると思いますけどね。

 

 さらに驚いたのが、

「一度見た人ももう一回見ようよ。みんなで興行収入を上げなきゃ!第二章が公開されるかは私たち次第だよ!」

と発言する人がいたことです。

 全くその通りです。著作権を大事にすることが結果として良い作品をさらに作ることになります。

 

 仮にどの程度の上映規模になるのかわかりませんが、中国全体で上映が許された場合、世界での興行収入は莫大なものになるでしょうね。

 当然、「第2章」、「第3章」への制作費がかさ上げされることはコメントのとおりであり、さらに良いものが我々に提供されることでしょう。

 

 何度でもいいます。猗窩座を「400億円の男」にするために僕は映画館に行っていません。「富岡義勇と胡蝶しのぶ」を400億円の柱にしたいから映画館に向かっています。

 以下の通り最新速報が出ていますのでご覧ください。公開日からの日数興行収入がだんだん「無限列車編」と変わらなくなってきました。

ここへ来て、毎週の積み上げは3~4億円に下がっており、いつまで映画館で上映が維持できるかがポイントになります。

 新たに「チェンソーマン」という大ヒット作品も出てきたのでこれからどうでしょうか。

 

■興行収入速報■

『鬼滅の刃』興収375.3億円突破!前週比+4.3億円 歴代1位の記録更新まで残り32.2億円(オリコン) - Yahoo!ニュース

 

~現状の抜粋~

■劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』の興行成績の推移(公開日2025年7月18日)

公開94日間:興収367億円、動員数2533万人 

公開101日間:興収371億円、動員数2554万人 

公開109日間で興収375.3億円

 

<参考>

■『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』興行成績の推移(公開日2020年10月16日)

公開101日間:興収365億円、動員数2667万人 

公開108日間:興収368億円、動員数2688万人 

公開115日間:興収371億円、動員数2707万人 

公開122日間:興収374億円、動員数2727万人

公開129日間:興収377億円、動員数2745万人