2024年2月17日(土)14:00 横浜みなとみらいホール
第392回みなとみらいシリーズ定期演奏会
グリーグ/ピアノ協奏曲イ短調Op.16*
マーラー/交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
ピアノ:*ニュウニュウ(ピアノ)
指 揮:沼尻竜典(音楽監督)
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最近は、神奈川フィルまで足を伸ばす生活になりました。
僕は、土日の活動は庭いじり(草むしり)かポケモンGOかコンサートというのが家の外で行う活動となっていますが、土曜日の14時か18時ぐらいの公演が一番うれしいです。
この日の活動は、朝8時半に家を出て、横浜に向かい、そこでみなとみらい線に乗り換え、10時頃馬車道駅に着き、「トースター」(高匠のパンを使用)といお店でモーニングをしました。
その後演奏会前まで桜木町駅周辺でポケ活をし、コンサートに入り、18時頃に帰宅しました。
NHKホールなら神南周辺でモーニング、トリフォニーなら「ニット」か「マウンテン」、サントリーホールは新橋界隈で軽く食べ、そこから歩いて(ポケ活しながら)ホールに入ります。
東京文化会館の時は必ず秋葉原のベックスでモーニングして、ポンジュースの会社前の自動販売機でお好みのジュースを購入して御徒町、上野まで歩きます。
コンサートもそうなのですが、その前の時間も僕にとっては至福の時間です。
ちなみに、24日、25日にポケモンGOでパルキアとディアルガが集中的に湧いていてレイドをたくさん対戦したのでが、確保できた個体はいまいちでした。
主題のコンサートですが、今年最初のマーラー演奏会は7番だったので1月の4番に続くものです。今シーズンは日本フィルでウォンが定期的にマーラーを振ってくれるのでたくさんのマーラー演奏に巡り合えます。
残念ながら、23日のインバルによるクック版の10番は叔父の法事準備等があり行くことができませんでした。是非聞きたかったのですけどね。
コンサート前の沼尻さんの曲解説を後半だけ聞いて「なるほど」と思いながら演奏会に入りました。
1曲目のグリーグは1月の東京フィルでも聴き、聴き比べとなりました。
先にマルティン・ガルシア・ガルシアによる異色のグリーグを聴いてからなので、ニュウ・ニュウとても健全な(というより聞きなれた)音楽を聴いた気持ちになりました。
中国のピアニストはラン・ラン(パンダにもいましたが)なりニュウ・ニュウなり擬態語のような名前が出てきますね。
オーソドックスな演奏でした。アンコールはありませんでした。僕はこれで良いと思います。
2曲目はマーラーの第7番です。沼尻さんが大サービスで2曲にしたと言っていましたが、本当にそうですね。2曲にするなら15分程度の管弦楽曲で良かったでしょうね。
演奏ですが、沼尻さんが音楽監督になって、曲目が豪勢になりました。
神奈川フィルでもこのような曲を定期公演でやる時代になりました。本当にいい時代です。
この曲、僕はどうしても意地悪い聴き方をしてしまいます。
マーラーの交響曲はどれもこれも金管にとって厳しいものばかりですが、この7番も第1楽章は本当に大変です。
この歳になり、実演で20回以上は聴きましたが、第1楽章を無傷で演奏したものは片手にもなりません。もっと言うと、全曲を通してミスのなかった演奏会を僕は1度も聴いたことがありません。
一番完全に近かったのは、シャイーがゲヴァントハウス管弦楽団と京都で来日演奏したものです。
いつも「ここでやっちゃうよね。シカゴでもミスるよね。仕方ないよね。」と思いながら聴いています。
神奈川フィルの金管、特にトランペットは第1音の出だしを切るような音の出し方をして安全策を取りながら吹かれていました。聴いていてその努力に涙が出そうになりました。
それでも後半、ちょこっとやっちゃいました。もちろんドンマイです。
沼尻さんは、変に音楽を動かさず、直球勝負の音楽でした。解説の際、マーラーの矛盾についてお話をされていましたが、逆にマエストロはそれらを消化し、聴衆に矛盾が何もないような音楽づくりをされました。インバルなんかとは対極にある演奏だったでしょうか。
「夜の歌」のギターとマンドリンの音もしっかり会場に飛んでいました。ゲネプロで演奏の音調整の時、少し床を高くしたと言っていましたが、ズバリでした。
満足のいく演奏を展開してもらってありがとうございました。
最後にトランペット軍団がトップを称えていましたが、練習時も相当御苦労されたのでしょうね。
良いものを聴かせていただきました。