日本に謝罪要求もしない韓国政府…関東大震災「朝鮮人虐殺100周年」の今年ですらできなければ機会は消失【記者手帳】(記事)

朝鮮日報 12月26日付け

 

 数多くの朝鮮人が無残に犠牲となった関東大震災からちょうど100年の今年9月1日、東京で在日本大韓民国民団(民団)主催の「第100周年関東大震災韓国人殉難者追念式」が開かれた。鳩山由紀夫元首相、山口那津男・公明党代表などが出席したが、韓国政府が出席に尽力していた菅義偉・日韓議員連盟会長、麻生太郎・自民党副総裁といった日本政界の実力者らはいなかった。岸田文雄首相の弔花もなかった。

 

 朝鮮人虐殺問題は過去100年間、幾つもの証拠と研究資料を通して数え切れないほど確認されてきた。だが日本政府は「事実を確認するのは困難」という立場を固守している。今年も、過去の文書を根拠とする野党・メディアの問いがたびたびあったが「確定的なことを申し上げるのは難しい」と避けて通った。日本政府の報道官を務める官房長官は「政府の調査に限定すると、事実関係を把握できる記録は発見されなかった」と述べた。

 

 さらにとんでもないのは、被害の当事者たる韓国政府が、日本に対して積極的な姿勢で謝罪を要求していないということだ。外交部(省に相当)報道官が、100周年前日の8月31日に「日本に真相調査の必要性を提起し、真相究明のための資料提供を要請したところ」とし「今後も必要な調査を検討していく予定」と述べたのが全てだ。上海臨時政府は関東大震災直後に調査要員を日本へ派遣し、1923年9月、朝鮮人虐殺に関する真相報告書と共に日本政府に送る抗議文を発表した。この臨時政府を継承する大韓民国政府がぐずぐずしている間に、日本の一部勢力は虐殺自体を否定する歴史歪曲(わいきょく)にまで乗り出した。

 

 英誌エコノミストは最近、「2023年、今年の国々(The Economist's country of the year for 2023)」という記事で、韓日両国を挙げて「協力の深化のために歴史に対する怒り(grievances)を一時棚上げすることとした」と、関係改善を評価した。過去より未来を見ようという韓国外交の方向性に共感し「韓国がまずコップを半分満たしたから、日本が残りの半分を満たしてほしい」という韓国政府の決断に拍手を送った。しかし、未来へ向かおうとするのであれば、過去の問題にも一段落つけねばならない。被害の当事者である韓国が、言うべきことは言わねばならない事案でも沈黙していたら、コップの残り半分は決して満たされないだろう。 

 外交部は、こういう仕事をするためにある部門だ。

 金隠仲(キム・ウンジュン)記者

 

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<私の意見>

 今年は関東大震災100年の年に当たりました。日本はいろいろと自然災害の多い国であり、その中で地震は過去から大きな災害を続けてきています。

 朝鮮日報のこの記事は同様のものが、9月にも掲載されており再掲載の内容です。

 地震、台風は他国の人間と比較しても日本人の災害意識を作る要因になっています。 

 一方、韓国にとって関東大震災は自国に属していた人間が広島や長崎の原爆同様人為的に被害を受けたとして、日本にその責があるとして、近年被害補償要求を迫る勢力が出始めています。

 

〇関東大震災で起きた悲劇

 関東大震災は、自然災害として当時死亡した人々の被害の過程に新たな科学的要因を付加した被害拡大のメカニズムが示されるようになりました。

 災害被害に加え、東京・神奈川において混乱に陥るとして戒厳令が発せられていた中、当時の警察機関、軍部(組織的よりも甘粕など個人)はそのどさくさにまぎれ、大杉栄、伊藤野枝など左翼分子、無政府主義者などの確保ならびに殺害を行っています。

 1900年に治安警察法、1925年には治安維持法が制定される、まさに大正デモクラシーの影の部分で起きた警察国家の行動でした。

 

 関東大震災がただの災害ではなく、日本が近代化した中で都市内の密集地帯で火災という二次被害が起きたことが更なる大きな悲劇を生みました。

 当時の人間が知るところの通常のメカニズムで火が発生するのではなく、突然湧き出たり、スピードを増して火災が広がるなど、当時の住民に恐怖心を植え付ける動きが出た中で、当時住民の最下層として、バラック等で居住していた朝鮮人が井戸に飲料水を確保するためにむらがる姿を目にし、「朝鮮人(出身者)が火を付けた」「朝鮮人が井戸水に毒を入れた」という流言飛語

が出る事実がありました。

 やがて、既存在住者(古くからの日本人)が自警団を組織し、これらの朝鮮出身者を排除するだけでなく、殺害したのは非常に不幸な事実です。

 

 このことで一番有名なのは「一円五十銭」「三円五十銭」という単語です。

 この文字をひらがな表示すると「いちえん_ごじゅっせん」「さんえん_ごじゅっせん」となりますが、朝鮮出身者はこれらの単語がまともに発音できず、「いちえん_こちゅせん」「さんえん_こちゅせん」と発音したということです。

「『ご』が『こ』、『っ』(小さい『つ』)が発音できない」ということで、赤穂浪士四十七士の合言葉「山」・「川」ではないですが、朝鮮出身に疑わしい者に対し自警団が「「三円五十銭」と言ってみろ」という言葉を吐き、「さんえん_こちゅせん」と返した人間に対して同団の人間たちがその人間をどこかに連れて行き「処分(殺害)された」ことが多くの文献に残っています。

 

 この大きな悲劇は、物語ではなく事実です。韓国嫌いの僕も「徴用工問題」、「慰安婦問題」についての多くは捏造し(され)たもの、でっち上げたものという認識ですが、このことについて、*朝鮮出身者がその当時なぜ日本にいたかは別にし、殺害された方々に対しては不幸だったでは済まされない行為であったと認識しています。

 

 なお、この事案は韓国側の資料としては全く残っていません。

 なぜ残っていないのかを説明する日本人はいません。

 

〇日本に居住する朝鮮出身者の状況

 これの悲劇は、当時の朝鮮出身者の学力と歴史保存能力にあります。

 1923年という年は、1910年の日韓併合から13年経過したところです。一方、日本は1911年から大正時代となり、1914年には第一次世界大戦が勃発し、1920年頃までは輸出が盛んとなり日本国内では、大正デモクラシーが華やかな時期で経済的にも好況を呈していました。

 なお、1890年に竣工した浅草公園に建てられた12階建ての展望塔である浅草凌雲閣はこの時期の象徴となる建物で震災で崩壊しています。

 この時期、1919(大正8)年,朝鮮でおこった反日独立運動万歳事件がありました。 1917年に起きたロシア革命の成功が発端となって朝鮮半島内でも数少ない知識層あるいはもと富裕層である両班の残党が中心となって赤化運動から民族主義の高まりなどにより朝鮮の独立運動が活発化が進んだものです。一方、身分制度により両班により抑圧を受けていた賤民である奴婢、白丁(はくてい・はくちょう)だけでなく良民でもあった中民や常民の一部も朝鮮半島での困窮した生活を決別するため多くが日韓併合後、日本に流入することになったと考えられます。

 

 日本に渡った朝鮮出身者は日本列島の好況を知り、富の一部が自分たちにも還元できないかということでほとんど密入国まがいの 移動をしたと考えて良いでしょう(上記*参照)。最近物議をかもしていますが、戦後の日本においてもアンミカの家族が祖国分断の状況から生活が困窮する中、小舟を利用して家族が密入国したというような情報が、日清食品による反日主義の彼女のCM投入に関する批判が最近駆け巡っていました。第二次世界大戦後にも多くの朝鮮人たちが日本に密入国していますが、日韓併合からしばらくも多くの朝鮮出身者が日本に入り込んでいます。

 

 関東大震災での不幸は、この朝鮮半島出身者の李氏朝鮮時代の身分制度にも起因します。

 日韓併合前の朝鮮人の識字率ですが、李氏朝鮮時代は朝鮮人庶民の識字率はほぼゼロと言われています。ここがとても重要なことです。身分制度の中で賤民とされた人は誰も字を読むこともできないし書けなかったということです。

 

 まず賤民は良民と交流していないので、日本に渡航したさい、天涯孤独だったということです。

 一方、良民で渡航した人も大部分は文盲で出身場所と(手紙による)情報交換がまるでできていなかったということです。

 このことは、日本に渡航した人間が両班でもない限り全く把握できなかかったということです。仮に知識層の両班が存在しても両班以外の良民、ましてや賤民の動向など気にするはずもなく、日本に渡航した朝鮮出身者がどれだけいるのか、何をしているか、どこにいったのかを把握することは日本側の資料がない限り、存在しないということです。さらに正規のルートで日本に渡航しているのであれば、把握の方法もあるかもしれませんが、ほとんどが密航まがいのものであることから実態がどのようになっているかなどわかるはずがありません。

 バラックなどで困窮生活をしている朝鮮出身者などは片言の日本語をしゃべるのが精一杯で戸籍が存在したかも不明ですし、関東大震災あるいはそれ以降東京大空襲で起きた大火災により戸籍があったとしても完全に消失しているでしょう。

 

〇当時の日本人が考える朝鮮出身者

 1919年に朝鮮半島で起きた独立運動の記憶を有した1923年の日本人、まともにコミュニケーションもできず、恨めしい目で日本人を見る薄汚れた彼らの姿を見る日本人が、災害でさらに惨めな姿と化し、品位、教養、道徳心もない彼らを異様な輩として認識したというのが合理的な考え方です。

 

 もう一度言います。朝鮮人虐殺はあったと断言できます。「なかった」ということは絶対にできませんが、殺害が民間で無差別的に行われたことから、人の特定だけでなくその規模は把握できないのは事実です。

 当時の警察が推定死者数は算定していたかもしれませんが、その後、第二次世界大戦もあり資料が消失していると言われてもしょうがないかもしれません。

 

朝鮮日報が記載するように、研究資料は存在します。しかしながら、正確な公的資料の大部分は消失し存在しません(といわれています)。

 日本に要求すべきとしても、推定で発生地域規模も含め、きちんと整理し新たに作成するしかありませんし、被害者を特定することもかなり困難な問題です。

 

〇朝鮮人虐殺の実態が把握できない背景

 さらに本気で日本が向かえない理由は今までの韓国側が行ってきた対応にあります。

 徴用工問題、慰安婦問題で韓国政府、韓国マスコミが日本に対しどのようなスタンスで臨んできましたか。

 記事にもあるように「韓国がまずコップを半分満たしたから、日本が残りの半分を満たしてほしい」という韓国政府の決断 と偉そうなことを記載していますが、徴用工問題において、日本側が韓国に日韓基本条約請求権協定協議でその補償を提起下にもかかわらず、「韓国政府に一括支払いし、個別補償については韓国政府のもと実施する」と言い放ち、「完全かつ最終的に」完了している案件であるにも関わらず、このような虫のいい言葉をシャーシャーと平気で吐く相手(クズ)です。

 さらに先の韓国内の裁判判決においても、解決した事案にも関わらず、日本企業への謝罪と賠償を原告が言うところのこ100%の要求を突きつける判決をしています。慰安婦問題も同様の流れです。こんな相手と仮に良心を持っていても本気で対応する人間がどこにいますか。さらにこの問題は国家間の相当重要な問題となります。国家間で取り交わしをことごとく反古にするバカ国家に協力などする訳ありません。

 

〇本質と事実を追求しない愚かな反日主義者韓国人の選択

 本来であれば、日韓合意がなされている中で、これらを放置するのではなく、韓国政府、韓国マスコミが率先してこれらの処理を時間がかかっても終了させることを「啓蒙(韓国民は自己中心的な馬鹿どもなので啓発ではない)」しなくてはならないのに、主力の韓国マスコミたちもいまだに日本から取れるだけ取り続けることしか頭にないのが問題なのです。

 

 僕が思うのは、本当に解決するのは殺害された朝鮮出身者たちを特定する作業を行うことだと思います。日本に入国した過程は非合法であったかもしれませんが、現状では埋もれてしまいます。

 研究資料は作成できても、今のままでは事実関係を特定することは未来永劫できないでしょうね。

 

 全貌を把握するためには、大規模な日韓共同委員会でも設置し、文書の発掘も含め大人数で大規模な調査とつなぎ合わせをしない限り難しいと思います。

 仮にその作業を実施しても一人また一人の特定の積み重ねになると思われます。仮にその体制が組めても、一定の作業が進んだ中で韓国側がどういう行動をとるかを日本側は理解しています。小規模の資料を作成すると、都合の良い資料だけつなぎ合わせ、大規模な被害をでっち上げ、そこから資料を捏造する行動を起こし「謝罪」と「天文学的な『賠償』」を要求すると日本人は学習しています。韓国人は真実を特定するより、賠償金額を吊り上げることしか興味のないバカ民族ですから。

 朝鮮民族は「自分たちの思い込みの結果ありき」で、事実を積み上げ正確な結果を導き出す行ができません。

 

 かつて、日韓併合時の共同歴史づくり提案でも、客観的な事実を無視した韓国側に都合のよい極悪非道な一方的歴史作りに、日本の歴史研究家が辟易して結局作業が続かなかった事実もあります。

 歴史作業を、韓国側があまりに捏造しようとするので、日本側が、資料で指摘すると、韓国の学者は「(日本の研究者は)韓国に対して愛情がないのか」と吐き出したのことです。

 「愛情」ですよ、「愛情」。韓国の歴史発掘は「韓国への愛(『優れた誇るべき歴史』)」で構成されているのです。

 

 韓国人の下衆なバカたちに何度でも言いたいと思います。

 今まで日本に対して無理な賠償要求ばかり続けたために本当に調査しなくてはならない協力を日本から得られなくなったということを申し上げたいと思います。すぐに賠償要求の燃料にすることしか考えない悪辣韓国人の行動に対して日本人は、もう日韓併合以降の歴史を韓国とは共有したくないのです。

 日本が協力の扉を閉ざしたと判断するや英国のエコノミストの記事まであげ、日本に間接的に自国の要求を突きつけます。

 日本はずっと未来志向で対応していましたが、過去の事を蒸し返し続けるのは韓国です。この記事もそうですが未だに過去を追求し、「口だけの」言葉遊びの虚偽の未来志向です。


  少しでも、甘い顔をしたら、すぐに付け上がるのが韓国の姿です。

 日本側が妥協したら、というよりも日本が協力しようとしたら、韓国側はいくらでも新たな要求し、賠償をいい始め、そのレベルを最大限吊り上げてくることがわかっているから無視することになるのです。小池百合子東京都知事を非難、菅義偉日韓議員連盟会長(前首相)を非難、麻生太郎自民党副総裁をしつこく非難しますが、非難されるのは今まで年中行事化した韓国マスコミの対日泥棒キャンペーンであり、日本から協力を得られることはないでしょう。

 もし、断片的な資料があっても韓国のおばか(クズ)たちにこれ以上提供されることはないでしょう。

 

 自業自得です。残念ですけど・・・・

 

 但し日本は注意しなければなりません。日朝国交正常化交渉が借りに開始するようなら、韓国政府は北朝鮮と協力してこの問題と賠償を押し込んでくるでしょう。