■“非公式6か国協議”日本で…北、米の高官出席へ■(記事)

 【ワシントン=坂元隆】東京で10~11日に開かれる北東アジアの安全保障に関する民間機関の会議に、6か国協議の北朝鮮次席代表をつとめる鄭泰洋(チョン・テヤン)外務省米州局副局長が出席する見通しとなった。

 米朝関係筋が明らかにした。米国は同協議首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が出席する方向で調整しており、再開のめどが立っていない6か国協議打開のため、高官レベルの米朝接触が行われる可能性が高い。

 鄭副局長は、日本人拉致問題が表面化してから来日する初の北朝鮮高官となる。

 この会議は、北朝鮮問題に関する非公式な外交を行うのを目的に毎年、政府関係者や専門家を招いて開催されてきた。これまでも6か国協議の推進に一役買ってきたが、今回は、米朝のほか、日本、韓国、中国、ロシアの協議参加国すべてが政府関係者を出席させる予定で、事実上の「非公式6か国協議」となる。

 6か国協議は、昨年11月に5回目会合が開かれて以降、北朝鮮の偽ドル札作りなどの不法行為に対して米国がとった制裁措置に北朝鮮が強く反発し、北朝鮮は「制裁を解除しない限り協議には復帰しない」と主張している。米朝接触では、この問題を中心に協議再開に向けて双方が意見を交換するとみられる。
 一方、鄭副局長は日朝政府間協議の安全保障協議を担当しており、日朝接触が行われる可能性もある。
(読売新聞)

注)
6カ国協議の次席代表は李根ではなかっただろうか?
読売情報は正しいのか確認の必要有り(次席が米州局長、副局長2人ということか)

北朝鮮の高官が日本に来るのはいつ以来になるのか。公式には宋日昊日本課長(当時)と黄長燁(1997年主体思想に関する講演のため訪日した直後、帰路の北京で韓国大使館に赴き亡命)が来日して以来になるのではないか(拉致被害者が日本に帰った来たとき北朝鮮赤十字の人間は来ている)。
鄭副局長は以前にも記載したが米州局所属である。

おさらいをしておくと、北朝鮮の安全保障は米国との安全保障であるということだ。
米国との「正常化」が北朝鮮の最大目標である。

今回の会議の意義は前回の日朝協議のときと同様全く物事の進展には関係ない。
北朝鮮側のレベルも金桂寛(次官)→李根(局長)→鄭泰洋(副局長)と2ランクも落ちており、協議を行うというよりも今後の協議をどのように行うかという事務折衝になるものと考えられる。

●鄭泰洋(チョン・テヤン)関連●
□北朝鮮側メンバー確定。エッ!職名が変わっただけ
http://blogs.yahoo.co.jp/takashidoing0826/23895696.html?p=4&pm=l
□北朝鮮外務省人事
http://blogs.yahoo.co.jp/takashidoing0826/27850752.html?p=1&pm=l