ヨセミテ国立公園/アメリカ合衆国
こんにちは。奈良田隆です。今回はアメリカ合衆国の「ヨセミテ国立公園」について書いていこうと思います。ヨセミテ国立公園は、カルフォルニア州中央部のマリポサ群とトゥオルミ群にある公園です。1984年に世界遺産に登録されました。面積はおよそ3,027平方キロメートルあり、東京都の約1.4倍の大きさなのだとか。公園には標高3,000メートルを超える山脈地帯もあるような雄大な自然が広がっています。春には雪解け水の豊富な滝、夏には青々とした樹々、秋は紅葉、冬は雪景色など、アメリカならではのスケールで四季折々の景色を楽しめます。ハーフドームは、国立公園で一番有名な観光スポット。ドームがぱっくり半分に割れたような形状をしている岩壁で、この地のランドマーク的な存在です。高さは2,680メートルあり、麓から頂上までは1,500メートル近くもあるそう。断崖絶壁は迫力があり、登山道が用意されているものの、おいそれと登れるような登山道ではありません。登山道で登れるのは1日に最大300人までと制限があり、許可証の発行にも1週間程かかるようです。ハーフドームに登りたい!という人はあらかじめ準備しておきましょう。トンネルビューは、国立公園の美しい景色を楽しめるビューポイント。渓谷の絶景が一望できます。ごつごつとした岩肌、深い緑、奥にはハーフドームがある、大人気フォトスポットだそうです。エル・キャピタンは花崗岩としては世界で一番大きい一枚岩とのこと。ロッククライマーの憧れの対象となっています。エル・キャピタンの対側にあるのがカセドラルロックです。氷河が作り上げたというその彫刻美は、ヨセミテの成り立ちを思い起こさせてくれるでしょう。国立公園に流れる数々の滝も見どころです。ブライダルベール滝は、花嫁のベールのように白い霧状の水しぶきがひらひらと舞う姿からその名がついたそう。ヨセミテ滝は、この世で最も落差のある滝の1つと言われています。アッパー、カスケー、ロウアーの3つに分かれており、3つ合わせると739メートルにもなります。ツアーでは、立ち寄りスポットのヨセミテ・バレー・ロッジから、ランチ休憩時にヨセミテ滝まで散策できるようです。国立公園では初心者から上級者向けまで、様々なトレッキングコースが用意されています。アクティブに自然と触れ合いたいという人におすすめです。公園では自然を守るために色々な禁止事項があるため、行く前に調べてルールを守るようにしましょう。写真以外は取らず、足跡以外は何も残さない。野生動物たちの暮らしをそのままに。美しい自然をこれからも守っていくために大切なことですね。