アルツハイマー型認知症「感情の蓄積」

【最終ブログ】

 

「脳科学者の母が、認知症になる」

恩蔵絢子(おんぞう・あやこ)著(河出書房新社)

 

4月29日のブログ(下記)に加えて僕の印象に残っている言葉、文章をご紹介します。本は既に図書館へ返却しており、言葉が正確でない箇所があるかも知れませんが、悪しからず。

 

 

感情は残ります。

アルツハイマー型認知症の場合、何が起きたかは忘れても、その時々の感情は覚えています。つまり感情は積み重なり蓄積されていくのです。

 

分かりやすい例として

飲み過ぎの翌日、

話した内容は覚えていないが、楽しかったなあという感情が残っている、或はつまらなかったなあ、いやだったなあという感情が残っているときがある。これは、飲み過ぎ気味で海馬の働きが低下したので話した内容は覚えていないが、体で(感情を)覚えている、と考えられるのです。

 

海馬を通さない記憶、体で覚える記憶、感触で残る記憶・・。音楽もそうかも知れません。優しくされたことも感情として残るでしょう。

 

○○○○

 

(隆志)

認知症の本でときどき出会う言葉:

どうせ忘れてしまうだろうと・・・

接してはいけない。

 

言うは易く行うは難し。

でも常に心のポケットに

入れておきましょう。

 

 

 〇〇〇〇〇

 

我が家の芍薬全開近し!

 

 

ご近所さんの黄色の薔薇 美しい!

 

以上です。お読みいただきありがとうございました。