時の流れは早いもので、まもなく桜の季節も終わろうとしている。

私のへら鮒釣シーズンは、かなり前に到来しているが、3月は天候不順であったり、個人的な野暮用があったりと、竿を振る機会を見失っていた。漸く前回の2月14日大門の池以来の間瀬湖への釣行が実現した。

現地着10時、舟の混雑度は中程度、東屋桟橋には先客7,8人、桟橋左側に入座した。日曜日で好天なのに想定外に空いている。

 

さて、本日の竿は、夢月道人11尺 妙向月 中硬式を継ないだ。花月や向月と脇銘を入れたころから人気作者となり、銘の上部に妙、彩と刻んだころには、その確かな作行から紀州へら竿界の中でも無二の存在となった。特徴は一重にパワーとシャープさに尽きる。この11尺は、合わせ穂でありながら先端の蛇口に至るまでが恐ろしく細い。削り穂ならば理解できるが、合わせ穂は極端に細くは削れない。これだけ削っても穂先の技術力には自信を持っているのであろう。

 

肝心の釣果であるが、3時間で1枚である。固めのダンゴに下はグルテン、棚はチョーチンで時々僅かなサワリはあるものの、食いアタリが出ない、出ていたとしても私のスキルでは合わせられない。周りもあまり釣れていないようであったが、たまに釣れる人は、ウドン系のセット釣り。

今回はこんな報告しかできないが、また次回に期待して出直したい。

 

桜が奇麗な画像を何枚も撮ってきたが、新しいスマホで残念ながら取り込めない。

昨年5月に使用した夢月の写真を代わりに掲載させていただくことにする。

 

本日の酒器、日本酒は下記画像参照。

 

 

↓夢月道人11尺 

 

↓本日の酒器 加藤孝造(平柴谷の作品)  志野徳利、瀬戸黒ぐい吞

 日本酒は、栄光富士(山形県)純米大吟醸 酒未来 

   酒未来は、あの銘酒『十四代』に使われている酒米で、ふくよかで上品な香りのある、非常に美味しいお酒に仕上がっている。 

 

 

↓恵舟11尺