立冬を迎えたとはいえ、最近の暖かな陽気は少し変だなと思うが、寒さが苦手な小生へら鮒釣師にはありがたい。早朝もぞくぞくしながら起きることはないので、目覚めた瞬間、今日は釣りに行こうという気分に相成る。

そこで、お気に入りの釣場である間瀬湖に出掛けた。変わり映えがないといえば、そうであるが他に景色豊かな釣り場が見当たらないので、時間をかけてでも行きたいのである。9時半到着、東屋桟橋には先客2名、舟は目視で5隻ほど、好天なのに空いている。

 

さて、本日の竿は、至峰 創竿50周年記念作の13尺1寸、6月19日号でも紹介した4継中硬式である。先調子なので、穂先から元竿までややテーパーの効いた造りとなる。

10時頃からエサ打ち開始、チョーチン両ダンゴと下針にグルテンの両方を試しながら釣る。ウキは忠相ネクストゾーン12号、ダンゴエサはGD、かくしん、凄麩をネバボソに仕上げ、グルテンは綿グルとグルテン四季を合体させたもの、結果としては、ダンゴもグルテンも両方食ってくる。10時~11時20分までで10枚釣ったところで早くも昼食休憩、のんびり景色を見ながらのおにぎりは旨い。

12時から再開、竿を11尺の夢月道人に替えたが、案の定と言ったら良いのかアタリが暫く出ない。下バリをグルテンで通して1時間半で3枚、少し風も吹いて来たので上がることにした。釣人が少ないため周りを気にすることなく、静かに楽しめた一日であった。

 

↓静寂と風情

各玉口と穂先は、モスグリーンの漆が塗られている。50周年記念作以外では見たことがない至峰の限定色、希少作である。

 

↓暖かな気候のためか、紅葉はまだ。

 

↓鏡のような湖面、コントラストが見事。

 

↓今日は小ぶりのへらが多い。2投連続のダブル、刻みアタリなので仕方がない。

 

↓「嗚呼絶景かな」、どこかの文献に出てきたような文句