先週に引き続き、1週間後の日曜日に間瀬湖を訪問する。

明日以降、雨模様との予報であったため混雑を承知の上での釣行である。先週の日曜日は舟が大混雑で桟橋が空いており、本日の日曜日は舟が空いており桟橋は混雑、真逆となった。どうにか一人分の釣座を確保出来て、周りに迷惑とならないよう静かに入座した。のんびり好きな私にとっては、少し窮屈である。

 

さて、本日の竿は、夢月道人11尺 妙向月 綿握りの中硬式を継いだ。

夢月道人のファンは多く、先刻承知のことと思うが、とりわけ向月は強い張りとパワーを感じる。この竿は硬式の向月と比べると穂先が幾分細めで、魚のやりとりを存分に味わえる。妙の後は彩として制作されており、妙も近作の彩も素晴らしい竿には違いないが、妙は年齢的にも熟練した時期の作であり、個人的には妙が好みである。また、脇銘の花月や残月は、中式から軟式が好きな愛好家に人気が高いが、何れもパワーを兼ね備えているので、決して軟弱さは感じない良い竿である。

 

午前10時頃から開始。釣果については、桟橋が混んでいるからと弁解したくないが、不調であった。

エサは「かくしん」と「パウダーベイト」それにGDを加え、練らずにやや固めに仕上げる。チョーチンなので、寄せながらウキをなじませ食わせることに力点を置く。

早朝からの釣人は、私がはじめる10時までに20枚~30枚近く釣っているようだが、その後はアタリが遠くなり、あまり釣れていない。ヘタな小生は10時から釣り始めるので、釣れるわけがない。お昼までの2時間で5枚くらいであろう。午後はウキが動いても明確なアタリが出ない、エサを柔らかくすると棚まで持たずウキが入らない、結局釣れない、というわけで午後2時前に上がることにした。

桟橋に釣り人が並んだ場合、どのようして釣るかは中々難しい。改めて実感した。

 

↓綿握りの夢月は少数派のようだが、滑らず釣りやすい。