朝の独り言 vol.14 | 死ぬほど生きろ!

死ぬほど生きろ!

神戸在住うた唄い貴志TAKASHIが日々、感じたこと、共有したいなって思ったことなどを書いてます。
心に響く唄が好き。
そんな唄を歌う男性シンガーソングライターを推しがちな傾向にあります。

はい、おはようございます。

昨日は過去最高にアクセス爆上がりしてました。タイムリーな話題に触れたからでしょうか?

見て読んで下さってる方には感謝です。


一昨日、ダイスキッチン(神戸三宮にある弾き語りライブの観れるカレー屋さんです)で、21歳の好青年の隣の席になりました。

色々、話させてもらって、真っ直ぐなところがスゴく良いなぁって思いました。

彼は大阪のライブハウスで働くそうです。

偶然、先月、そのライブハウスを、訪れてました。


自分は学校を卒業して、そのまま新卒でオレンジ色の車用品店に正社員として勤めたんですが、当時、音楽業界への憧れは捨てきれてませんでした。

そんな中で就職一年目の一月に、阪神大震災!

ガスが1ヶ月止まりましたが、被害の程度はまだ、ましだったと思います。

近くの散髪屋も、電子ポットのお湯を使いながら、頭洗ってくれてました。

そこから、二年程経ちました。

2年目に優秀社員賞なるものを頂き、3年目にちょっとしたポストに就きました。

何ヵ月か働きました。途中、忌野清志郎のライブチケットを取ってた日があったんですが、どうしても仕事で行けなくなって、泣く泣くチケットを無駄にしたこともありました。


記憶では夏服だったから、夏ごろかな。

やっぱり音楽業界に飛び込んでみたいなって。自分が演者としてやらなくても、好きなことの世界に身を置いてみたいなって。その頃はまだ、弾き語り音楽活動を始める前でライブハウスで歌ったりしたこともなく、ライブを見に行ったり、バンドの真似事を仲間とスタジオでたまにやるくらいのもんでした。

好きなことを仕事にすると、その仕事が嫌になってしまった時、好きなことまで嫌になってしまうかなと考えた事もありました。

そんなこんなを考えた上のある日。仕事中に当時の店長に辞めるって言おうかどうしようか迷ってました。

当時の店長はアコースティックギターを弾く方で少し共感してくれるかなとか思いながら。

でも、やっぱり言い出しにくくて、迷っていると、有線からある唄が流れてきました。

長渕剛 アルバム家族 の中の一曲 己、一匹の侍 と言う唄でした。

当時の長渕剛NEWアルバムとは言え、アルバムの中のしかも世間的にはそんなに有名でない唄がかかってきたんです。有線でこの曲を自分が聴いたのは後にも先にもその一回だけです。

聴きながら、これは何か見えざる力に背中を押されたなって勝手に解釈し、店長に退職したい旨を伝えました。

当時、自分以外も退職希望者がいて、「お前までそんなこと言わないでくれ」と、止められました。

ただ、その時は、己、一匹の侍なんで、覚悟を決めているので、辞める方向で話を進めました。


さて、辞める事に対してはある程度、目処が立った。

では、具体的にどこで何をして働くのか?

神戸のライブハウスと言えば、神戸チキンジョージ!

数年前の改装後の今は地下にあるみたいですが(改装してから行ってない😭)、当時は一階にありかなり客数も入るいわゆるデカ箱でした。

よし、そこで働こうと。

後で気づいたんですが、今でも付き合いのある同級生のドラマーがここのオーナーと知り合いで、自身の結婚式パーティーを貸切りで行った事を聞きます。

彼に頼めばスルッと潜り込めたかもしれません。

その時は、そんなに連絡取ってなかったんで、そんなことは露しらず、自力でチキンジョージに電話をかけます。

貴『あのー、すいません。バイト募集してますか?』

チキンの人「バイト募集ですか?あ。ちょっと待ってもらえます」

そこから、保留音。

こちらとしてはドキドキです。

3分、5分、10分。さすがに長くねぇか?

ただ、相手は神聖な場所。恐らく何かでものすごく忙しくて、相手ができないんだろうななんて思って、さらに10分、そして20分放置。

トータル30分ほど経ちました。さすがにこれは一回切ろう。そうしよう。って事でそっと電話の受話器を置きました。

しばらく考えてから(仕事中なんで仕事しろよって感じなんですが)、もう一回電話しました。

貴『すいません。さっき、バイト募集で電話した者なんですが、ちょっと保留が長くてかけ直させて頂いたんですが…』

チキンの人「バイトですか?あー、今、間に合ってるんですよね」

ガーン😱

さっきの保留時間はなんだったんだ。

実はこの話には布石があり、春前、今のポストに就く前の頃に先にチキンジョージにバイト募集の問合せ電話をしたんです。

その時は、ちょうど人手が足りないので、どうぞどうぞ、是非とも!って感じだったので、まぁ採用いけるだろうってたかをくくってました。

優秀社員賞だし(こりゃ関係ないか(笑))。


はてさて、困ったぞ。

さすがに無職はまずい。

と言って、他のライブハウスを知ってるわけでもないし、冷静に考えて収入は減るだろうし、それこそ先があるのかなんて、イモ引いてきた訳です。

結局、辞めるの止めます ってことになり、なぜか他の退職希望者たちも残ることになり、店長からは感謝されたのでした。


それから1か月後位して、ある日。エリアマネージャーが店に来られました。

貴『今日はどうされたんですか?』

エリマネ「いや、おたくの店長が辞めたいってずっと言ってるから話に来たんや」

え?店長自身、辞めたがってたん?

一度、退職希望者たちを集めて、店長の家に呼ばれて、一生懸命説得してくれたあれは何やったんすか(笑)

まぁ、自分を含めて、クセの強い部下ばかりで嫌だったんかな。申し訳なかったです。

って、オチでした。


と言うことで、結局、音楽業界の裏方に身を置くことはなく、その数年後に弾き語り音楽活動を初めて、今も、唄ったり唄わなかったりしてるそんなヤツです。


悩みに悩んで選んだ今は最善最良のど真ん中!きっとうまくいくさ。

(タテヤマサチオ 名曲 東京より)


冒頭の若人よ、真っ直ぐなまま頑張って下さい。

ただ、良い人過ぎるから、悪い大人には気をつけてね。

成功を祈ってます。


では、また。

たくさんの想い出をくれたチキンジョージに感謝‼️