8月13日、旧盆で帰省ラッシュとなるこの日、東京から盛岡まで東北新幹線に乗車して旅行することにしました。
数日前に急に決めたことだったので、調べた限り指定席は全て埋まっていたけれど、始発のやまびこ51号の自由席に賭けることにしました。
列車は10両編成で、うち1号車から4号車まで4両が自由席で、自由席の比率は4割と高い列車です。
タクシーを飛ばして、東京駅八重洲口に着いたのは5時25分でした。
新幹線改札前に行くと、まったく混雑しておらず、わずか10数人が並んでいるだけで、肩透かしを食ったように思いました。
新幹線改札が開くのは5時30分です。数分の間改札口の前で並び、改札口が開くと同時に整然と列車の止まる23番ホームへとゆっくり移動し、列車の入線を待ちました。
車両運用上の理由からか、すでに東海道の「のぞみ1号」(6時00分発)と上越の「とき301号」(6時08分発)はすでに入線していました。
5時50分、上野駅方向から「やまびこ51号」が静々とホームに入線。
わずかな時間の後、ドアが開くのを待って車内へと移動し、好きな席に着席することができました。
列車は、定刻6時04分に発車。周囲を見回すと、車内は、若干の空席がある程度でしたが、座席の位置を気にしなければ、発車時刻スレスレに来ても席をとることは出来る状況でした。
途中駅では駅ごとに多数の乗客が下車し、また同じように列車に乗り込む乗客が乗車してこられたが、そうした乗客は、私が見た感じでは、その多くが1駅か2駅の短区間の乗車の方が多かったと思います。
あえて指定をとるまでのことはないとの考えから、自由席車両だからこその現象なのかもしれません。
大宮駅から仙台駅までは、デッキから乗客が溢れて、車内通路にも立たざるを得ない状態でした。
列車は仙台で半数近くの乗客が下車しました。
そしてその後は乗車してくる乗客は激減し、各駅で下車客を下ろしながら終着の盛岡駅に滑り込みました。
新幹線に乗車するお客さんは、あらかじめ予定を立てて、指定券を準備して 乗車する人ばかりではありません。
やはり、今回の乗車体験からも、自由席車両が連結される意味を確認できました。
盛岡駅を降りてからは、レンタカーで小岩井農場に向かい、酪農の見学と昼食、バーベキューを楽しみました。
(盛岡駅には、まだ広いヤードが使われた形跡もないままに残されていました。やがては再開発されるのでしょう。)
(岩手山)
(小岩井農場)
(農場内の宮沢賢治の碑、賢治はここが好きだった)
その後は盛岡八幡宮を参拝、盛岡市内のホテルに宿泊しました。