東京は本日も猛暑でした。今日から10日まで、東京ビッグサイトで開催される第24回国際鉄道模型コンベンションに出かけてきました。
(会場は去年までの東ホールではなく、西1ホールに変わったがフードコートがコンベンション出展会場外に置かれ、飲食スペースも広くなり、これはgood。去年、会場内の床に腰掛けて昼食を取ったが、今年はそれがいやで昼食後に会場に入った。これなら、ここで食べてもよかった。)
それで午後からの参加だったのですが、大石和太郎のドキュメンタリー映画「鉄道王国北海道-その隆盛と衰退-を観ることができ、自分の中で薄れつつあった蒸気機関車の勇壮な姿に接して、これだけで十分に元が取れました。
やはり、雪の中を目一杯の力で峠越えしていく蒸気機関車と近年観光のために復元されたSLイベント列車とでは、迫力の違いはいかんともしれません。
映画終了後、高倉健主演の「ぽっぼや」撮影時の時代考証を担当されたことなど、貴重なお話も伺うことができました。
各出展者の模型展示は、私にはレベルの高いものばかりで、皆さん自分たちがます楽しんで、参加者にその楽しみを共有しようとしていることを感じます。
何年か続けて参加してみて、この趣味を広く社会に広げていくコンベンションの開催目的が一層定着しつつあるようです。
昔読み漁ったTMSのレイアウト紹介記事の中に、観光と通勤の程よくパランスのとれた路線として設定された架空の地方私鉄会社を想定して、それに見合うフリースタイル(といっても会社オリジナルのメーカー発注されたであろう)電車列車がきちんとダイヤを組んで運行される魅力的なレイアウトの記事がありました。
本会場で思わず、その須津谷急行電鉄のNゲージ化されたレイアウトが見られたことも感激でした。
そして、製作者がグリーマックス創業者の鈴木雅夫氏というから二度びっくり。
企業出展では、やはり多くの参加者が製品あるいはパーツを熱心にみていました。
今回は、何も買わないつもりでしたが、そこは自分へのご褒美(何の?)ということで、買ってもいいか!と心変わりし、造形村製のDD54 5次型を購入してしまいました。
価格は15950円。
前から前面窓がHゴムスタイルのDD54があっても良いなと思っていましたので。
価格が低めなのは、訳あり製品ゆえです。
家に帰って開封してみると…
前面(両面とも)の塗装にテカリがあって、それゆえの値引きでした。
テカリは、飾り帯あたりから下部にかけて三角形をしていて目立つので、やはり何とかしたい。
なんとかしよう!
やり方は、ごく簡単で、原始的です。
(これが、テカリ補修の道具)
耐水ペーパー(#2000)を小さく切り、綿棒に巻きつけて接着剤止めし、水を付けながら、ヤスっていく(と言うより擦る)だけです。
これで、ほとんど目立たなくなります。
同じように塗装にテカリのあるモデルをお持ちでしたら、自己責任にてよろしければ、やってみるのもいかがと思います。
実施する際、決して力を掛けてはいけません。
そこだけは注意してください。