能登半島の旅(2) | 模工少年の心


まだ薄暗い4時過ぎに目が覚めると、ひぐらしの鳴き声が微かに聞こえてきます。5時少し前に鳴き止みましたが、こういう朝の目覚めは何年ぶりでしょうか。


3日目最初の目的地は野田金剛・厳門クルージングです。大波が寄せるたびに小型船は上下に波打ちますが、船頭さんは上手に岩を避けて操縦され気分も爽快です。


続いては總持寺祖院の見学。文字通り、横浜市にある總持寺の元になった古刹です。


旅行3日目は、「のと鉄道ローカル列車乗車体験」というプログラムが組まれています。

 

能登中島駅にて、国内にわずか2両の鉄道郵便車、オユ10形の内部を見学しました。

 

見学に際しては、先立って駅関係者の方より、鉄道郵便車の役割、能登中島駅で保存されることになった経緯などについて、15分ほど解説していただきました。


また、俳優の仲代達也さんがこの地を気に入り、「無名塾」の練習場をつくられ、今も役者さん、役者を目指す卵の方が能登中島を訪れるとのエピソードも説明いただきました。





のと鉄道を走る車両は新造されたNT200形(201〜204)です。やってきたNT201形に乗車し、和倉温泉駅までのミニトリップが乗車体験としてツアーに入っているのでした。

のと鉄道は、七尾駅〜穴水駅まで穏やかな風景の中を進みます。


車窓から日本海の外海とは違う七尾西海の穏やかな海辺の景色が見え隠れします。


のと鉄道には、北陸新幹線長野-金沢間開業を機に新造された観光列車が臨時列車として走っています。NT301とNT302の2両で、NT301は「里山車両」NT302は「里海車両」と呼ばれています。田鶴浜駅にて、乗車列車は「のと里山海山号」と列車交換しました。下調べしていなかったので、慌てて気づいて、運転席中央の窓越しに写真を撮りました。上手に行きませんでした。(´ω`)


降車駅の和倉温泉駅では、13時01分発の金沢行き「のとかがり火号」が対抗ホームに停まっていました。使用車両は金沢総合車両所所属の683系です。


3日目最終目的地は、高岡大仏です。こちらを訪問することで、高岡市の観光助成が受けられているとのことです。阿弥陀如来坐像の内部には、絵画が飾られていますが、ありがたい白衣観音にあやかりたいと思います。


北陸新幹線の新高岡駅から帰途に着くことになりますが、時間待ちの合間に城端線のホームを見てきました。列車は1時間に約1本です。

17時05分発下り金沢行きはくたか567号を見送りました。

あとは上りのはくたか号東京行きに乗り込むだけです。これにて今年の夏の能登半島の旅は終わりとなりました。