熊本駅の今 くまモンより おてもやんが馴染み深いかな | 模工少年の心

新幹線が開通すると、平行在来線の列車ダイヤが単調になり、寂しくなるのは既定の事実、鹿児島県本線もその例に洩れません。

時刻表を覗いても、長崎本線・佐世保線や日豊本線の列車が直通運転する門司港〜鳥栖間と鳥栖以南とでは、全然違います。

熊本市は、人口70万人を越える政令指定都市ではありますが、熊本駅は市街地の中心部から少し外れたところに位置することもあり、これまで高層ビルもあまりありませんでした。

近年ようやく駅周辺の大規模再開発が進められるようになりました。

 

 

2016年4月に発生した熊本地震により、豊肥本線の肥後大津〜阿蘇駅間が不通となっていて、地震の被害が収束していない上に、このコロナ禍と、災難続きとなってしまいました。

 

豊肥本線は、今年、8月8日に全通の予定とのことです。

来春には、新駅ビル、アミュラプラザくまもとが開業、熊本空港へのアクセス線構想も、いつの日か、陽の目を見ることでしょうから、いずれ、熊本駅を巡る列車網も様変わりするかもしれません。

 

そのような熊本駅の現在の様子です。

 

駅玄関、コンコースの様子





熊本駅と言えば、「くまモン」よりも、やはり、「おてもやん」の方が馴染み深く感じます。

おてもやん

元々あった、熊本甚句を元に、三味線と踊りの師匠であった永田イネさんが作詞作曲、1935年に発表された曲だそうです。

 

彫像の通り、おてもさんは、活発な若い娘さんだったようです。

熊本出身のタレント、スザンヌさんのような方だったかもしれません。


 

下り肥後大津行き、上り鳥栖行き、どちらも815系交流電車が2連でやってきました。

豊肥本線は、1999年(平成11年)に、熊本〜肥後大津間が電化されました。日中も約20分ヘッドのダイヤが組まれています。





JR時代のED76型電気機関車が牽引する貨物列車が通過していきました。

 

熊本市電も元気がありました。市電は、2系統[A系統:建軍町〜熊本駅前〜田崎町,B系統:建軍町〜辛島町でA系統と分岐〜上熊本駅前]が走っています。

1200形 1958年東洋電機


8500形 1985年1200形の機器をもとに車体を更新(アルナ工機)したものです。