「おゆまる」で型取りし、複製をつくるのは楽しい! 鉄道模型のパーツをつくろう | 模工少年の心

「おゆまる」は、ヒノデワシという会社から発売されている弾力性のあるプラ粘土で、80度まで温めると柔らかくなり、冷えれば、またもとに戻ります。

 

  10日ほど前に100(キャンドゥ)に買いに行くと「おゆまる」と、シードという会社の「イロプラ」という商品もありましたので、比較するために、両方とも買ってみました。

「おゆまる」を使った工作は、たくさんの方がネット上に動画をアップ されていて、(親子で楽しむために購入しているものと、勝手に思い込んでいたので、若い女性が多いことが予想外でした)、私が口出しする余地はほとんどありません。しかし、模型のパーツをつくるときは、型取りをした後に流す充填材がアクセサリーづくりと違っていますので報告させていただくことにしました。

 

  「おゆまる」にUVレジンを流し込み、アクセサリーやフェイクスイーツなどを楽しんで作っいる方がほとんどのようです。

    鉄道模型では、できるだけ硬い材料でパーツの複製をつくるのが目的ですから、流し込む「充填材」が違ってきます。

    何がいいか、いろいろな充填材を試してみたいと思っていましたが、100均で購入した2液混合のエポキシ樹脂接着剤が非常に使いよかったので、即採用することにしました。充填材には固着後に十分な強度が得られることと、伸びがよく、型の隅々まで流し込むことができることが条件です。

 

    今回使用したエポキシ樹脂接着剤は、実用強度に達する時間が3時間と長いので、もう少し短時間で固まる方が良いとは思いましたが、それで特に問題はありませんでした。

 

 

   90度以上に沸かしたお湯をどんぶりに注ぎ、おゆまるを入れる

 

▽  型である台車パーツをおゆまるに押し込む

 
 
▽  エポキシ樹脂接着剤をたっぷりめに塗りこむ
 

 
▽1時間くらい経過したところで、型から固まった充填材を取り出す
▽   出来上がったパーツ
▽   床下機器(日光モデル  DMH17エンジン)でも試してみました   バリ取りは慎重すべきでした
 

「おゆまる」と「イロプラ」とでは、「おゆまる」の方が 温めた際に柔軟度があり、型取りには有利でした。スーパーボールを作る場合には「イロプラ」がよいかもしれません。

 

 とにかく、型から複製を取り出す時はドキドキして、大人でも楽しいものです。そして、失敗はまずありません。ぜひ、一度お試しを!