5月31日ウェスタ川越にてシューマンリサイタルvol.12〜"詩的な未来"へ〜(最終回)が終演しました爆笑




沢山の方々にご来場を頂き感謝ですラブ





6年半にわたるこのシリーズは、私が学生時代より研究を続けてきたロベルト・シューマンの音楽をピアノ曲のみならずピアノが入った室内楽を取り組む形での演奏会を開きたいという想いから出発しました。その際に難しいと感じやすいクラシック音楽を出来るだけ深く分かりやすく感じて頂くために演奏会での解説を始めたのもこれがきっかけでした。話すことはあまり得意ではないのですが。。


地元川越で、純粋にクラシック音楽を演奏者と共有出来るようなクラシックコンサートを開きたいと常々思っております。


シューマンはロマン派を代表する作曲家ですが、音楽のロマン性だけでなく、社会に向けての音楽のあり方を発信し続け、より深みのある詩的な音楽の未来の理想を掲げた作曲家でもありました。


単に技巧に走った曲や、内容のない音楽を嫌い、バッハ、ベートーヴェン、シューベルトに続くドイツ音楽の発展に貢献しました。


このシリーズを通じて、シューマンの音楽の素晴らしさに回を重ねるごとに気がついていきましたし、楽譜の読み方や音楽に対する考えも変わってきました。まさにバッハに始まるドイツ音楽の結晶のような作品ばかりです。


物事と同じで、様々な視点を持つことが大切で、多角的にそして主観的であり客観的にも捉えることが必要です。シューマンは幻想の羽ばたきを感じる作曲家とは誰もが認めるところですが、その幻想性がアカデミックで堅実な土台の上に築かれているということが私は驚くべき天才の所産として感じることが出来るようになりました。



次回6月13日には東京公演が控えていますが、それをもってこの6年半に渡る私のシューマンリサイタルは終了となります笑い泣き



共演者にも感謝✨


左からヴァイオリン:大光嘉理人さん、長岡聡季さん

ヴィオラ:冨田大輔さん、チェロ:森山涼介さん