大前研一さんは、私にとってメンターであり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
旧大陸を占拠するエスタブリッシュメントの
死屍累々という光景は、若い人々を奮い立た
せるものである。
しかし、もっと若い人々には驚くほど覇気が
なくなっている、という光景にも出くわした。
高齢化社会が新たな事業機会を生み出す一方で、
若い人々の慎ましさは経済を衰退させる。
こうしたあらゆるFAW(Force At Work=
世の中に作用している力)をよく理解したうえで、
徐々に新大陸でのトランサクションを得ていこう。
まずは今までに学んだことを一度すっかり洗い
流して、新しい旅路に出る覚悟を決めなくては
いけない。
あなたが何歳であっても、すべての人がここで
オールクリアして、新しい地図を手に入れ、
その踏破に向けた訓練を第一歩からやり直す覚悟
が必要なのだ。
本書が、そうした覚悟を生む契機となることを
切望する。
(今日の名言 49 496)
大前研一さんと私は年齢がちょうど一回り(12歳)
離れています。
しかし、その年齢以上に遥かに頭の中身と行動力
に差がある、と大前さんの著作を読むたびに痛感
します。
構想力、コンサルタント力、提案力、実行力・・・。
どれをとっても私が及ぶようなものは何一つあり
ません。
それでも、いや、だからこそ大前さんの著作や
メルマガを通じ、大前さんの考え方を素直に受け
入れることにしているのです。
時には、かなり過激な表現も見受けられますが、
それは大前さんがそれだけ真剣に物事を考え、
モノマネではなくオリジナルな提案をし、
自ら実行しているからです。
そうした姿勢をいつも背中から見ていて、
頼もしく感じ、(勝手に)この人に師事し、
グル(思想的指導者)と仰いでいるのです。
若い人たちが買い物をしなくなった理由として、
フリーターやニートが増え、低収入の生活を
送っている現実があります。
パソコンを持っていなくても携帯、いやスマホ
(高機能携帯電話)を所持し、ゲームに興じて
いる若者たちがいます。
通信料金が高く、有料のゲームにまで手を出し、
携帯ゲーム依存症に陥っている人もいるようです。
コンプガチャで月数十万円の請求をされ、
身動きが取れなくなった人が現れ、社会問題化
しました。
コンプガチャサービスを提供してきたグリーや
DeNAはこのサービスを休止することを決めました。
私は、ゲームをしませんので、詳しいことは
わかりませんが、レアなアイテムを手に入れな
ければゲームに勝てない仕組みを作り出した、
ソフトメーカーと、そのゲームを提供し、
莫大な収入を得ていた企業は、例えは適切でない
かもしれませんが、日本国内で禁止されている
カジノの胴元、と言えなくもありません。
射幸心を煽るパチンコやパチスロと同様で、
依存症からなかなか抜け出せなくなっている、
と推測されます。
私も若い頃パチンコの一発台にはまっていたこと
があり、抜け出すのに苦労した経験があります。
話がそれてしまいましたが、若い人たちだけでなく、
高齢者にも雇用を創出していかなければ、
民主党政権が唱える「社会保障と税の一体改革」は、
実を結ばないことは確かです。
以上のオリジナル記事を書いたのは、3年前の
2012年5月24日のことです。
ですが、当時と現在を比べても、本質的に考え方は
変わっていません。
さて、長らく『サラリーマン再起動マニュアル』
から大前研一さんの名言をご紹介してきましたが、
今回が最後となります。
次回からは『お金の流れが変わった!』から
大前研一さんの名言をご紹介していきます。
引き続きお付きあいいただけますと幸いです。
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