大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
私にいわせれば、電波行政を司っている総務省自身が
電波の世界で起こっていることを全くわかっていない。
総務省は「放送と通信の融合」といい、
放送が通信を取り込むと想定しているが、
現実はその逆で、放送は通信のワン・オブ・ゼムにな
ってしまっているのだ。
重ねていうが、地デジの象徴となる「東京スカイツリー」は、
おそらく既存テレビ局の衰退を後世に伝える“バベルの塔”
となるだろう。
(今日の名言 46 493)
東京スカイツリーの開業が来週16日に迫り、
マスコミ報道が加熱しています。
個人的には東京スカイツリーにはあまり興味が
ありません。
634メートルという電波塔として世界一、
あるいは最先端技術の粋を結集して出来上がった
といったところで、「それが何なの?」という感じ
です。
もちろん、興味がある方はどんどん訪問してください。
360度パノラマ展望台からの見晴らしがいい、
とさかんに盛り上げますが、眼下に見下ろす街は
ビルや民家が密集し、とても美しいとは言えません。
むしろ、先の東日本大震災同等あるいはそれ以上の
大災害(活断層による地震や富士山の噴火の可能性
など)が発生した場合、建物が密集し通行路が狭い
ために緊急車両は被災地に入ることを遮られ、
為す術なしとなる可能性が高いと思います。
日本国民は東京スカイツリー開業で浮かれていて
いいのだろうか、と心配になります
(2012年5月13日 記)。
追記
東京スカイツリーが開業してから3年が経ちました。
最近の報道で、訪問客が減少しているそうです。
私見ですが、東京スカイツリーは何度も行くところ
ではない、と思います。
一度建設したらリニューアルするわけではありま
せん。
展望台に上がって眼下を見下ろしたところで、
感動するほどの光景が広がっているわけでもありま
せん。
たまたま天気に恵まれて、富士山を見ることができた
ところで、また来たいとは思う人がどれだけいる
でしょうか?
5年後の東京オリンピック開催までに、
東京の密集した街の整備や、狭い道路の拡張工事等
が完成するとは考えられません。
スマートシティプロジェクトは、コンセプトとしては大変
優れたものですが、自然破壊を伴わなず、景観を配慮し、
長期的な視点で捉えるべきだ、と考えています。
機能性のみの追求では失敗すると思います。
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