大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
今でこそ私は中国問題の専門家として扱われているが、
10年前までは素人同然だった。
しかし2000年に深センで工場を見て、
これは従来の中国とは違うぞ、
この変化には腰を据えて研究しないとついていけないぞ、
と感じ、2年ぐらい中国に通い詰めて、
自分なりに一所懸命インプットして考えた。
その結果、今では前述したような私の中国関連書
(『チャイナインパクト』(講談社)『中国シフト』
(小学館)『中華連邦』(PHP研究所) 註:藤巻)
が現地でも翻訳され、中国の経営者やビジネスマンの
間でもよく読まれるようになっている。
なぜ、そういうことができたのか?
それはアンテナを全方位に張っていて、
自分の頭の中に集めた情報の「整理棚」ができている
からだ。
いつか何かの役に立つかもしれない、ワインでいえば
熟成して飲み頃の年代になるかもしれない、
ということでそこに“貯蔵”してあるのだ。
それはあなたがコンサルタントをしているからで
自分には関係がない、とは思わないでほしい。
たとえば、世界的な経営者やビジネスマンも、
実にたくさんの情報量をインプットしているのだ。
(今日の名言 28 475)
インプットがなければアウトプットはない。
あるいは無から有は生じない、と言い換えられるでしょう。
インプットの質も重要です。
GIGO(ギーゴ、あるいはガイゴ)という言葉があります。
コンピューター用語で、Garbage In, Garbage Out.です。
ゴミを入れたらゴミが出る。
ですが、絶対量は必要不可欠です。
インプットとアウトプットの関係は、次の式で示すことが
できます。
すなわち、インプット>アウトプット。
アウトプットよりもインプットのほうが多いということです。
少しのインプットでアウトプットを出そうとすると、
必ず綻びが見えてきます。
もちろん、インプットしているだけでアウトプットしなければ、
宝の持ち腐れです。
私がブログを書いているのは、インプットし理解したことを
再整理し、他の人が理解できるような表現を用いてアウトプ
ットすることで、自分自身の理解を深めるためでもあります。
頭の中ではよく理解していると思っていても、他の人が
よく理解できるように説明できなければ、自分は本当に理解
していることにはならない、と考えているからです。
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