大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
日本のサラリーマンは「同病相憐れむ」で、
同じタイプの人間同士でつるみがちだ。
しかし、これが一番いけない。
忌み嫌わねばならない。
同類項と付き合っていても、互いに傷口を
なえ合うだけで何も進歩しないからだ。
その逆に発想、意見、経験、出身、年齢、
性別、宗教、国籍など、あらゆる面で自分と
違う人間、対極的なタイプを、まず5人ぐらい
リストアップする。
サラリーマンには何らかの理由で、ほとんど
付き合ったことがないのに毛嫌いしている人間、
つまり食わず嫌いの人間が必ず社内にいるはずだ。
その人たちと付き合うことを向こう半年間は優先し、
異質なものとの巡り合いに時間を割くのである。
(今日の名言 23 470)
私もそうですが、つい気の会う人たちとばかり
付き合いがちです。
『人は見た目が9割』(竹内一郎 新潮新書)
によれば、人は外見で判断することが多いよう
です。
自分と気が合いそうな人を、外見で判断して
選んでしまいがちです。
それは多くの人に当てはまることです。
そういう意味で、非日常的な環境に、自ら飛び
込んでみるのは、最初はちょっとした勇気が必要
ですが、自分のフレームワークを変えるきっかけ
になると思います。
気が合うと思っていた人が、表面上の付き合い
だけで、実は相手に合わせていただけだった、
ということがあります。
本音で語り合うることができない人同士だった、
ということは結構あります。
逆に、最初はとっつきにくいと思っていた人が、
話してみたら意外に馬が合い、関心のあること
などに共通点を見出し、一気に仲良くなれた
という経験をしたことはありませんか?
私はあります。
その一方で、今まで仲が良かったと思っていた
人が、ちょっとしたきっかけで、口もきかなく
なったという経験もしています。
自分の考えと異質の人と付き合いができるか
どうかが、今後は重要になってくるかもしれ
ません。
ものの見方にはいろいろあることを、発見できる
のです。
ものの見方の多様性に接し、同質な発想から
抜け出すきっかけとなるかもしれません。
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