大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
今、40歳過ぎで「ひょっとすると、自分はこのまま終わりかな」
と限界を感じているビジネスマンが多い。
まだ定年まで20年近くあるのに、何となく先が見えて気力が
萎(な)えている。
日本人の寿命は世界一長いから、定年退職後もさらに20年の
人生が残っている。つまり、先が見えてから40年もあるのだ。
ということは、40歳を過ぎても諦めたり悲観したりする必要
は全くない。
ビジネススクールなどで勉強し直して、新たなスキルを身に
つける時間は十分ある。2年や3年、無駄メシを食っても
どうということはない。
若い人たちはなおさらだ。せいぜい無駄な道を歩けばよい。
20代の間に自分が本当にやりたいことを見つけて、
それから就職しても決して遅くはないのである。
(今日の名言 19 466)
「選択と集中」という言葉があります。
自分が目指すべき方向を決めたら(選択)、
そこを掘り下げていく(集中)と言えるでしょう。
大前さんは以前、「T型人間」という考え方を
提示したことがありました。
縦のバーは1つの専門を深く掘り下げ、
横のバーは関連することを広げていくという
考え方です。
最近では、「Π(パイ)型人間」という考え方に
変わってきています。
1つだけの専門ではなく、2つ以上、つまり複数の
専門を持ち、関連する研究をしたり技術を身に
つけることが大切である、ということです。
強みをさらに強化するという意味で、
とても重要なことだと思います。
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