『サラリーマン再起動マニュアル』(18) 新・大前研一名言集(165) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『サラリーマン再起動マニュアル』(18)


大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。


大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。


凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。



サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
 






目次
 [イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
            きつい仕事を厭わない

 第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?

 第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動

 第3章[実践編]「中年総合力」を身につける

 第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件

 第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ

 [エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある



第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動



 国と地方を合わせた日本の借金は、

 2008年度末には776兆円に達する見通しだ。

 国民1人あたり約640万円の借金を背負って

 いる計算になる。

 一方、税収は53兆円(07年度)しかないから、

 借金は実にその15倍。

 年収530万円のサラリーマンが7760万円の

 ローンを抱えているようなものである。

 さらに問題は、その借金が年々増え続けている

 ということだ。

 税収が90年度の60兆円をピークに減少を続けて

 いるにもかかわらず、政府は歳出を削減せず、

 歳入と歳出のギャップはますます拡大し、

 その分を公債で補ってきた。

 「日本の借金時計」
  (http://www.takarabe-hrj.co.jp/clockabout.html)
  <URLを訂正 註:藤巻隆>

 というサイトを見ると、タクシーの料金メーター

 のように刻々と上がり続ける借金額のカウンター

 に恐怖を感じるだろう。

 しかし、誰がその借金を返すのかという議論は

 ほとんどない。

 また、誰が、なぜこんな無責任な国の運営をした

 のか、という反省もない。


                      (今日の名言 18  465)




最近の試算によれば、国と地方を合わせた
日本の借金は1000兆円を超えるそうです。


大前さんが紹介している「日本の借金時計」
(財部誠一さんのサイト)を見ると、既に
1000兆円を超えていることが確認できます。


日本の借金時計 2014.12.27 20:25頃

日本の借金時計 2014.12.27 20:25頃



国債には、2種類あって、1つは建設国債で、
もう1つは赤字国債です。


建設国債はほとんど発行されていないので、
赤字国債が発行され続けていることになります。
国債の償還期日が到来すると、利息と元本の
返済のために国債を新規に発行し、埋め合わせに
使われます。


この繰り返しですから、いつまでたっても日本の
借金は減りません。


日本の悪弊である「先送り政策」がもたらしたつけ
を払わされるのは一般国民です。


もっとも、そうした状況を作り出した原因の1つには
国民にもあります。


私たち国民は、悪政を行なってきた政党や政治家に対して、
選挙でNOと示してきたのかどうか、国や自治体に対して
税金の使い方を監視してきたのかどうか、を考えてみます
と、十分ではなかったと言わざるを得ません。







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