『サラリーマン再起動マニュアル』(04) 新・大前研一名言集(151) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『サラリーマン再起動マニュアル』(04)


大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。


大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。


凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。



サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1



 

目次
 [イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
 きつい仕事を厭わない


 第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?

 第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動

 第3章[実践編]「中年総合力」を身につける

 第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件

 第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ

 [エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある



第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?



 新大陸企業では、メールやイントラネットの

 発達で中間管理職の意味がなくなり、

 上司と部下の上下関係も崩れている。

 私がいたマッキンゼーでは、プロジェクトごとに

 マネジャーがいて実践部隊のチームを率い、

 そのプロジェクトについてはそのマネジャーが

 全責任を負うというやり方をしている。

 一つのプロジェクトが終わるとチームは解散し、
 
 次のプロジェクトではまた新たなチームを編成

 するのだ。

 新大陸で勝ち残る企業の多くは、プロジェクト・

 ベースの組織が主流になると思う。

 なぜなら、新しいものを生み出していくためには、

 マンネリ化しやすいピラミッド組織ではなく、

 変化に柔軟かつ素早く対応できるプロジェクト・

 ベースが適しているからだ。

 


                      (今日の名言 04  451)




タスク・フォース(任務組織)というものがあります。
これは、大前さんが指摘しているような、

「一つのプロジェクトが終わるとチームは解散し、
次のプロジェクトではまた新たなチームを編成
する」


と同じ概念です。



クロスファンクショナルチーム(組織横断的なチーム)
は、プロジェクト・べースの組織と同様なものである、
と思います。


縦割りではなく、組織を横串してチーム編成し、
柔軟で迅速に行動できることを使命としているから
です。


さらに、目的が達成できれば解散するという点でも
同じです。


日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、
硬直した縦割り組織を「クロスファンクショナルチーム」
という組織横断的なチームを導入することで、
迅速に判断・決断・断行できる会社に変え、
瀕死の状態だった日産自動車を甦らせた、
と言われています。


もちろん、クロスファンクショナルチームは、
日産自動車を変革した要因の一つに過ぎません。


社員が全社一丸となって、共通の目標に向かって
邁進したからこそ復活出来たのです。


ゴーンさん一人だけで出来たわけではありません。
ゴーンさんもその点はしっかり認識しています。







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