大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。
私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。
年齢は関係ないと思っています。
やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。
これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路
をとっているかどうか確かめることが困難だからです。
メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。
私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんがそんなことを知る由もありませんが。
以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。
そのメールの中で、身近で見た大前氏の気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。
ディスカッションというのは、相手を打ち負かす
ためのものではなく、あくまで組織の直面している
問題の解決策を見つけるのが目的なのである。
今日の名言 1 〈412〉
もっとも重要なのは、常にロジカルに考え、
ロジカルに話せること。事実に基づいた推論、
論理的思考能力こそが唯一の世界共通言語と
いってもいいくらいだ。
今日の名言 2 〈413)
ロジカル・シンキングとロジカル・コミュニ
ケーションの二つができれば、その人は
どんな環境に置かれようと、自分の力で
問題を探し出し、仮説・検証をしながら、
答えを見つけることができるから、
世界のどこに行っても生きていける。
これは、語学力以前の問題なのである。
つまり、「知的格闘」は、即戦力の条件
でもあるわけだ。
今日の名言 3 〈414)
ロジカル・シンキングとロジカル・コミュニケー
ションは、私たち日本人が最も苦手にする分野かも
しれません。
一般的に言えば、学校でも家庭でも、そのどちらも
学んだり実践する機会がないからです。
書店行けば、ビジネス書コーナーに「ロジカル・
シンキング」関連の書籍が多く並んでいます。
どの書籍も一長一短で、これこそはロジカル・
シンキングの強化書(教科書)と言えるものには、
なかなか遭遇しません。
テクニックに重点を置いたり、心得を説いたもの
など様々ですが、残念ながら「これ1冊」さえ
あれば、という書籍は私が知る限りありません。
私は、遠回りでも大前研一さんの書籍を多読する
のが、一番良いと思っています。
ロジカル・シンキングやロジカル・コミュニケー
ションを目的とする読書の仕方ではなく、結果
として自然に身につくということのほうが、
重要だと考えています。
何事においても当てはまりますが、テクニック
ばかり覚えても、ある特定の条件下でしか通用
しないテクニックでは、実戦に役に立ちません。
つまり、ハウツー本に頼ってはいけないという
ことです。
リベラル・アーツ(一般教養)が不可欠なのです。
その点を見失ったり、軽視してはならない、
と思います。
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