『即戦力の磨き方』(17) 新・大前研一名言集(128) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『即戦力の磨き方』(17)






大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。


その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんがそんなことを知る由もありませんが。


以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。


そのメールの中で、身近で見た大前さんの気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。





 考えることをやめてしまったのは、

 80年代になってからだ。

 バブルという見せ掛けの繁栄、そしてその後始末を、

 大量に国債を発行したり、税金で破綻銀行を救ったりと、

 国が場当たり的にやったせいで、いつの間にか国民は、

 危機を危機として意識できなくなってしまったのである。
 


             今日の名言 1 〈388〉




 1年間の勉強のテーマを何にするか、参考にするのは、

 世界規模のお金の流れだ。

 先進国で余っているお金が集まってきている「地域」は、

 これから必ず発展する。

 そういう地域をいち早く嗅ぎ分け、研究し、

 紹介することができる人間は、あまりいないだろう。

 だからこそ、勉強のテーマにふさわしいのである。
 


             今日の名言 2 〈389)




 ボーダーレス経済では、繁栄するのは国ではなく

 あくまで地域だし、投資の単位も国家ではなく

 地域なのである。

 たとえば、中国なら中国全土が投資対象になって

 いるわけではなく、お金が流れ込んでいるのは

 沿岸部の大連、上海、青島、煙台といった地域国家

 (リージョン・ステート)だけだ。

 インドもバンガロールやハイデラバード、

 最近ではプネといったIT産業の集積都市に、

 投資が集中している。

 その結果、バンガロールのあるカルナタカ州などは、

 インドの実質成長率6.9%(04年)に比べ、

 低く見積もっても15~20%と、ずば抜けた発展を

 しているのだ。
 

      
             今日の名言 3 〈390)






「危機感」と「緊張感」はとても重要だ、
と思っています。


少し大袈裟に言えば、今、どちらもが
日本中から欠けているように感じられます。


慢性化してしまったのでしょうか?


アベノミクスという言葉だけが踊り、
実態が伴っていません。


株価が上昇しただけで、国民は「好景気の恩恵」
を受けておらず、疲弊しています。
しかし、国民は「危機感」も「緊張感」も感じて
いません。


それが「諦観」なのか、それとも良くなるのは
「時間の問題」と考えているのでしょうか?


いくら待っても、良くなることはありません。


一部の大企業だけが、「この世の春」を謳歌して
いるのです。


マスコミは脳天気に、大多数の国民にとって
どうでもいい「事件」や「スキャンダル」を
毎日のように報道(たれなが)しています。


マスコミがそうした報道をしている間に、
深く静かに、しかも確実に「安倍政権の真の
目論見」が進行しているような気がしてなり
ません。


基本的に、マスコミは現政権にとって都合の悪い
問題の報道を控えています。


10月に内閣改造を行う予定ですが、
国民の為に行うのではありません。


来年に実施される参議院議員選挙に向けて、
自民党内の派閥の調整を行う為です。


閣僚級を出していない派閥の不満を解消する
為です。ガス抜きですね。


安部首相が、成長戦略の一環として、
「地方の活性化」を声高に叫ぶのは、
地方選挙を意識したものであるのは、
明らかです。


さらに、来年10月1日から消費税を現行の
8%から10%へアップするかどうか、
年内に決定します。


5%から8%への消費増税によって、
消費が減少していることがデータで明らかに
なりました。


当初は、増税後、数ヶ月で消費は回復すると、
国は予測していたようですが、
「生活者」(大前さんが提唱)は一向に、
「好景気」を実感できていません。


否、不景気感が漂っているという方が、
実態を的確に表している、と思いますね。


「危機感」や「緊張感」を喪失してはならない、
と思います。





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