『即戦力の磨き方』(16) 新・大前研一名言集(127) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

私のテーマは6つあります。
(1)ビジネス書の紹介(2)医療問題 (3)自分ブランド力
(4)名言 (5)ランキング (6)ICT(情報通信技術)
このブログでは、主に(1)~(4)を扱っています。
(5)と(6)はそれぞれ別のタイトルで運営しています。

『即戦力の磨き方』(16)






大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。


その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前氏さんがそんなことを知る由はありませんが。


以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。


そのメールの中で、身近で見た大前氏の気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。





 アメリカには他国と同じ意味での貿易がない

 というのは、貿易不均衡もないということになる。

 双子の赤字などという言い方をするから、

 アメリカは貿易赤字でさぞ苦しんでいるだろうと

 思ってしまいがちだが、そういう常識にとらわれて

 いると、ドルに信用があるかぎりアメリカはいくら

 でも海外の財貨が買えるのだという現実が見えなく

 なってしまう。
 


             今日の名言 1 〈385〉




 いまの日本人は、ものを考えるということが、

 まったくといっていくらいできていない。

 国のやることに、最初こそ文句をいっても、

 結局は「お上のやることには逆らえない」と

 認めてしまうのだから、政府からみれば、

 こんなに扱いやすい国民はいない。
 


             今日の名言 2 〈386)




 私は、30代、40代の人たちが、とくに問題だと

 思っている。この世代は、体制の求める詰め込み教育

 に過剰に適応して、高度な受験技術だけを磨いてきた

 ので、肝心の「自分の頭で考える」という訓練が、

 まるでなされていない。

 彼らが学校で教わった勉強法というのは、あらかじめ

 教科書にある知識を記憶し、吐き出すことだ。

 「コロンブスがアメリカ大陸を発見したのは1492年」

 と書いてあるのをそのまま記憶して、「コロンブス」

 「アメリカ大陸」「1492年」の3つの穴埋めに瞬時に

 答えられるのが、優秀な生徒だったのである。
 

      
             今日の名言 3 〈387)




大前さんが、他の本でも繰り返して指摘しているのは、
記憶力を試す教育に偏重してきたことが問題だ、
ということです。


「自分で考える」という訓練がされていないということ
です。


「暗記することは、著者の考え方に「洗脳」されることだ」
と言った人がいますが、一理あると思います。


何も考えずに、記憶に専念することは危険だ、
ということです。


サイトで検索して分かることを覚える必要はありません。
調べる手間を惜しんではいけません。


インターネットが一般化する前は、調べるには百科事典
や国語辞典等にあたるしかありませんでした。


ところが、そこに書かれたデータや情報は陳腐化していて、
実情とかけ離れていたことがしばしばありました。


過去のことを調べるだけでなく、今現在どうなのかでさえ、
インターネットを介して調べれば、90%程度まで見つかり
ます。


すぐに詳しい人に聞くのではなく、まず自分で調べ、
そして考える。さらに、情報を得たら自分のこととして、
行動に移す→ 自調自考自動が大切です。






記事が面白かったら
ポチッとして下さい。
藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ-人気のブログランキング


こちらのブログもご覧ください!

こんなランキング知りたくないですか?

中高年のためのパソコン入門講座(1)

藤巻隆のアーカイブ


私の書棚(読み終わった本の一覧)