今週の言葉(49) 最初にゴールを設定し それをチームで共有する それは開発も経営も同じ | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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最初にゴールを設定し
それをチームで共有する
それは開発も経営も同じ


前田 修司(まえだ・しゅうじ)氏
[セコム会長]




 既にある技術やインフラの延長線上で

 新しい製品やサービスを考えるのでは

 なく、「こういうものがあったらいいな」

 というゴールを先に考え、それをチーム

 で共有する。それこそが、革新的な商品
 
 を生み出す条件であり、時代の変化に

 合わせて企業を進化させるために必要な

 ことではないでしょうか。


 どうすればチームの足並みを揃えられるか。

 私なりにたどり着いた答えが、A4サイズの

 パンフレットでした。

 開発に着手する最初の段階で、完成品の

 イメージを1枚の紙にまとめるのです。


 あれこれ技術を詰め込んだ多機能製品に

 することは禁物です。せっかくの赤いバラが、

 いろいろな色のバラに紛れて灰色に見えて

 しまうのです。100%を目指すのではなく、

 90%ぐらいの機能にして、顧客ごとにカスタ

 マイズする余地を残しておくのがコツでした。


 当初のイメージ通りに完成したサービスほど、

 世の中に受け入れられるものです。


 ゴールを設定するだけでなく、自己否定して

 いくことも忘れてはなりません。


             (2014.07.21号から)    
 





セコムは2020年に開催される東京オリンピック
の対策として、警察とは異なる視点で、
警備を行うための新しいシステム開発に着手して
います。


例えば、上空から競技場周辺の人の流れを監視し、
不穏な動きが見つかれば、警察へ通報し、さらに
自社の警備員を現場へ急行させるシステムの完成
を急いでいます。


1962年創業のセコムは、50年前の東京オリン
ピックで人的警備を受注し、ノウハウを蓄積して
きました。


ただ、人的警備だけでは限界があると考え、
新たなシステムを導入しました。


 東京オリンピックの選手村などの警備を受注し

 話題になりましたが、人的警備だけでは多くの

 警備員を擁することになり発展がないと考え、

 1966(昭和41)年、日本初のオンライン安全

 システム「SPアラーム」を開発しました。
 


 (セコムグループの歩みから)



 


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