今週の言葉(48) なぜ仕事をするのか 未来、社長、お客様の目で 目的を3回問い詰めよ | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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なぜ仕事をするのか
未来、社長、お客様の目で
目的を3回問い詰めよ


木瀬 輝雄(きせ・てるお)氏
[TOTO相談役]




 私たちはいったい何のために仕事をする

 のでしょうか。仕事の目的には、そのまた

 目的があります。さらに「目的の目的」にも

 目的がある。3回問い詰めていくと真の目的

 が見えてきます。常に自分で目的を考えて

 いないと、すべてが“やらされ仕事”になって

 いくのです。


 私は経営幹部候補たちを集めては定期的に

 「経営塾」を開催していましたが、その場でも

 「何のために仕事をするのかを常に考えて

 ほしい」と言い続けました。そして「その時は、

 3つの見方で見てほしい」と助言をしてきました。

 まず1つは「未来から見る」こと。

 2つ目は「2ランク上の立場から見る」こと。

 そして、3つ目が「お客様の立場で見る」。

 どんなに迷うような決断でも、お客様の立場

 から考えれば間違えることはまずありません。


 さて、2017年で創業100周年を迎えます。

 次の100年もお客様から必要とされ続ける

 会社でもあるにはどうしたらいいのか。

 未来の姿から今の仕事を考える人たちが

 増えていてほしいと思っています。 


             (2014.07.14号から)  
 





現在から延長線上で未来を考えるのではなく、
未来から現在を考えるということが大切だ、
と思います。


未来のあるべき姿をイメージし、未来に至るには、
現在地はどこなのかを明確に認識しないと
いけません。


この話は、企業に限ったことではなく、
個人レベルでも当てはまることです。


これから10年後の自分のあるべき姿をイメージし、
そこへ向かって針路を向けようとした場合、
現在位置がはっきりしていなければ、
どのようにして進んだらよいのか迷ってしまいます。


現在地を特定するということは、
自分の現在の実力を客観的に評価することです。


木瀬さんが、「お客様の立場で見る」ということは、
当たり前すぎるくらいに当たり前のことですが、
しばしば忘れてしまうことがあります。


自分たちの方がお客様より「優秀だ」と思い上がったり、
自分たちが考えた製品に絶対の自信がある、
と驕りが出た場合、大して売れないことは、
よく経験することです。


評価するのは自分たちではなく、
お客様であるという事実に立ち返って計画を見直し、
製品化することが求められます。


お客様が求めていない機能を標準装備し、
高価格化する姿勢は、
自分たちの技術力を見せびらかしたいだけだ、
と心得るべきです。



 



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