今週の言葉(46) 異なる世界を持つ それが自分らしさであり ユニークな強み | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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異なる世界を持つ
それが自分らしさであり
ユニークな強み


坂東 眞理子(ばんどう・まりこ)氏
[昭和女子大学学長]




 役所の仕事はチームプレーで、一定の枠が

 求められます。そこで自分の意見のすべてが

 通らないことは多いのですが、別の世界で

 発信すればいい。そう自らに思い聞かせる

 ことで、いい意味での割り切りが可能に

 なりました。


 圧倒的な男性社会でマイノリティーでしたから、

 男性の評価基準や価値観に合わせざるを得ない

 面がありました。もちろん、自分のそれなりに

 順応して働いてきましたが、男性と同じように

 24時間戦うことはできないので独自の強みが

 必要でした。


 役所以外の様々な分野の方と接点を持つよう

 努めてきました。


 異なる世界や専門領域を複数持っていることが

 自分らしさであり、ユニークな強みになる。


 1つの組織にどっぷりはまっているとクリエー

 ティブな発想は生まれず、化学反応も起きにくく

 なる。ずっとそう実感しています。


 女性だからできることを考えぬく。

 闘争ではなく、協力する。

 奪い取るのではなく育て上げる。

 新しいリーダーシップの形を私自身、

 これからも追求していくつもりです。


             (2014.06.30号から)  
 





坂東さんは、1969年にキャリア公務員として
総務省(当時)に入省しています。


女性問題に関わり続け、内閣府男女共同
参画局長まで務めました。


男性社会の職場で、女性としてできることは
何かを考え続け、

「闘争ではなく、協力する。奪い取るのでは
なく育て上げる」

という一つの結論に至りました。


現在は、昭和女子大学学長として、
女子学生の指導にあたり、また文筆家として、
女性のこれからのあり方、
新しいリーダーシップの形提示し、
さらに追求しています。


坂東さんは、公務員出身者としてかなり特異な
カテゴリーに入ると思います。

「役所以外の様々な分野の方と接点を持つよう
 努めてきました」

という点が、他の多数の公務員出身者との違い
を生み出しているのです。



 
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