『即戦力の磨き方』(03) 新・大前研一名言集(114) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『即戦力の磨き方』(03)






大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望しています。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないかと考えます。
その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。


自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ進んだ
としても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんはそんなことは知る由もありませんが。


以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)からメールを
頂いた時、身近で見た大前さんの気さくでユーモアあふれる
人柄に触れたことを伝えてくれました。





 インド人の場合、40代で引退してカリブ海で

 のんびり暮らしたいなどという個人的なことより、

 むしろサティアム・コンピュータ・サービスの

 ラマリンガ・ラジュのように、最終的には自国で

 産業を起こし、雇用その他でインド最大の問題

 である貧困を解決するという高い志が、

 仕事のモチベーションになっている人のほうが

 多いようだ。

 いずれにせよ、若いうちは欧米企業で働く人間が多く、

 ビジネスパーソンとしては30代で完成するのも、

 アメリカ人と同様である。
 


             今日の名言 1 〈346〉




 ところが、日本人だけはなぜか、50歳を過ぎて

 ようやく事業部長を任せられるのが常識だと思っている。

 しかも、大きなチャンスを与えられない35歳から

 50歳までは、ろくに勉強もせず、

 ひたすら社内営業という不毛な活動に励む。
 


             今日の名言 2 〈347)




 自分は日本の会社に勤めているのだから、

 別に世界標準でなくてもいいという考え方は、

 これからは通用しない。

 「ボーダーレス経済」においてはどんな企業であっても、

 日本人と日本国内だけで事業や商売を完結させることは

 不可能だ。

 いつの間にか企業買収をされて上司が韓国人に代わって

 いたとか、コンペに参加したら競合に日本企業が一つも

 なかったといったことは、これからは日常茶飯事と

 なるだろう。
 

      
             今日の名言 3 〈348)







大前さんの指摘は、いつも厳しいものです。
それは単なる批判ではなく、叱咤激励です。
エールを送っているといってもよい、
と思っています。


大前さんの提言や発言に批判を加える人は、
真意を理解せずに、表層だけで判断し、
ただ闇雲に反発します。


批判するなら、きちんと代案を用意し、
その上で、感情的ではなく論理的に、
大前さんを説得できなければなりません。


以前にも書きましたが、「匿名で言いたい放題」では、
説得力を持ちません。


きちんと議論できるだけの知識や情報を身につけ、
論理的な思考法を用いて論じ、
反論にも耐えうるほどの理論武装をしておくことが
望まれます。


こうした意識は不可欠で、あなたの会社が外国企業に
買収され、経営者だけでなく、上司までもが外国人に
変わった時のことを、時には、想定してみることが
必要です。


その時、あなたは耐えられますか?
勝負できますか?




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