『即戦力の磨き方』(02) 新・大前研一名言集(113) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『即戦力の磨き方』(02)







大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は
日本に限らず、世界にもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばない、ちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。


その2つに付け加えるならば、正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。


自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路を
とっているかどうか、確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、
たとえ間違った方向へ進んだとしても、
謙虚な気持ちで従うならば修正は可能でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんはそんなことは知る由もありませんが。


以前、大前氏の下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)から
メールを頂いた時、身近で見た大前さんの気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。




 私は仕事柄、年中いろいろな国を飛び回っているが、

 世界広しといえども、日本のビジネスパーソンほど

 危機感を持たない「極楽トンボ」も珍しい。

 成果主義の時代だといってもまだほとんどの日本人は、

 学校や会社を、乗り方さえ間違えなければ自動的に

 上がっていくエスカレーターのようなものだと思っている。

 そのエスカレーターが、いままでなら40代で課長、

 50代で部長のところまで運んでくれるのが当たり前

 だったのに、最近ではポスト不足や業績悪化のあおり

 を受け、その当たり前が当たり前でなくなってきた。

 それで勝ち組だ、負け組だと騒ぎ始める人が増えたのだ。

 日本の会社しか見ていなければ、それは大問題だろう。

 だがエスカレーターが世界に通用する常識だと思ったら

 大間違いだ。
 


             今日の名言 1 〈343〉




 たとえば、アメリカにはいい会社に入りさえすれば、

 黙っていても出世していい生活ができると思っている、

 そんな能天気な人は一人もいない。

 彼らにとっての常識は、20代のうちにビジネススクール

 に通って、まずMBA(経営学修士)を取り、

 エグゼクティブが集まるパーティに参加し、

 そばにいる人に話しかけて自分を売り込むことなのだ。
 


             今日の名言 2 〈344)




 日本の国技が相撲なら、インドの国技は「勉強」と

 いってもいいくらい、誰もが自分を磨くことに余念がない。

 なぜなら製造業の基盤が弱いインドでは、

 勉強して実力をつけ、サービス産業のプロフェッショナルに

 なる以外、世界で生き残ることができないと、

 皆知っているからだ。
 
 だから大学を卒業したら世界で活躍することをにらんで、

 欧米やオーストラリアのトップクラスの大学院に留学する人

 が多い。ところが、インド人の知的能力は高すぎて、

 そのまま受け入れると学校の定員がインド人だけで埋まって

 しまうという事態にもなりかねない。

 そこでインド・ディスカウント・ファクターといって、

 インド人の成績は6掛けで見るなどという学校もあるくらいだ。
 

      
             今日の名言 3 〈345)






これからの時代は、日本人同士の競争だけでなく、
中国人やインド人との競争も激化してくる、
と考えられます。


中国人やインド人の上昇志向は、
彼らと一緒に仕事をしたり、
学校で学んだ人たちの声を総合すると、
ものすごいものだ、と言います。


特に、インド人で優秀な人は、数学がめちゃくちゃに
できるそうです。


インド人は「0の発見」で有名で、
その点からも数学力が群を抜いていることが
わかります。


コンピュータシステムのプログラムは、
英語ですから、インド人は「英語力」と「数学力」
をすでに身につけているわけです。


インドのバンガロールには、世界中のコンピュータ
関連企業が進出しているそうです。


正確にはマイクロソフトなどが、ソフトウェア作成を
アウトソーシングしているのです。


Infosys Technologies(インフォシス・テクノロジーズ)
は「1999年にインド企業で初めてアメリカ(ナスダック)
に上場をはたした、インド最大級のIT企業です」。
インフォシス・テクノロジーズの企業情報と株価


大前さんは、そのインフォシス・テクノロジーズが
創業間もない時期に投資している、
と自著で語っていたことを思い出しました。


大前さんの先見力と行動力に敬意を表します。




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