ステークホルダー(利害関係者)という言葉があります。
顧客、株主、社員、取引先、地域社会などです。
欧米では、株主を最重視することが多いですね。
日本株の外国人持株比率が15%以上あることは、
珍しくありません。
欧米、特に米国の株主は「内部留保せずに、先行投資しろ」
とか、「もっと配当しろ」とか、厳しい要求をするところが
あります。
現在では、(株)セブン&アイ・ホールディングス
(持株会社)が上場していて、外国人持株比率がどの
程度なのか知りませんが、15%以上あることは間違いない、
と思います。
伊藤さんは、「ステークホルダーに優先順位はない」
と言っています。それぞれが独立して存在するのではなく、
一体となって協力していかなければならないと言っています。
至極当然のことだと思います。
商売はお客様があってはじめて成り立つもの
です。まず、お客様になっていただくこと、
次に、お客様に満足していただいてお得意先
になっていただくことです。一人でも多くの
お得意先を増やすことが商売の基本です。
お客様抜きの商売など、絶対にあり得ないの
です。
(P.236)
(070-1-0-000-271)
お客様を中心に、社員、取引先、地域社会など
の様々な要素で成り立っている商売の結果が
利益なのであって、まず、利益ありきではない
ことは考えるまでもないことだと思います。
私が、まずお客様ありきで、次が社員、取引先、
地域社会で、株主は最後というのは、株主が
重要でないとか、株主はどうでもいいという
ことでは全くありません。
(P.237)
(071-1-0-000-272)
株主に満足していただくには、まず、お客様に
満足していただかなければならず、お客様に
満足していただくには、社員、取引先が一体
となって協力しなければならないという当たり
前のことを言っているのです。本当はそこに
あえて順番をつける必要はありません。
(P.237)
(072-1-0-000-273)
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